バッテリーや本体不具合の可能性も。iPhoneの充電がおかしいとき
iPhoneを使っていたら充電の調子がおかしいという経験をしたことはないでしょうか。iPhoneの充電が正常におこなわれないと、バッテリーが切れてしまいiPhoneが使えなくなってしまうので非常に不便ですよね。
この記事ではiPhoneの充電がおかしい際にどうすればいいかをご紹介します。充電の不具合でお悩みの際は是非とも参考にしてみてください。
まずは確認!充電を%で表示しよう
iPhone8以前のモデルのデフォルト設定では、バッテリーの残量が画面上部のアイコンで目視できるようになっています。このバッテリーアイコンの変化によりバッテリーの増減を大まかに知ることができるのです。
しかし、このバッテリーアイコンだけでは正確なバッテリー残量を知ることは難しいです。iPhoneの充電がおかしい際に不具合を把握しやすくするためにも、まずはiPhoneの電池表示を%にしてみましょう。電池残量の表示を%表示にする方法は次のとおりです。
①「設定」を開く
②「バッテリー」を開く
③「バッテリー残量(%)」をオンにする
バッテリーアイコンの横に%が表示されたら成功です。また、これ以外にもiPhoneのバッテリー残量を%で確認できる方法があります。iOS11から導入されたウィジェットの機能です。
ウィジェットはiPhoneのホーム画面またはロック画面を右へスワイプすることで利用できます。編集をおこなうことによりウィジェットの画面にニュースや株価、天気予報など自分の好きな情報を選択して表示させることができ便利な機能です。
このウィジェットを使って、iPhoneのバッテリーを%表示にする方法は次のとおりです。
①ホーム画面またはロック画面を右にスワイプしてウィジェット画面を出す
②下のほうにある「編集」のボタンを押す
③追加したいウィジェットを選択する画面が表示されるので「バッテリー」を選択する
ウィジェットの画面でバッテリー情報が表示されるようになれば成功です。
残量表示がおかしい…原因は何?対処法はある?
iPhoneのバッテリー残量にまだ余裕があるはずなのに、突然電源が落ちるという経験はないでしょうか。もしかしたらそれは、実際のバッテリー残量とiPhone上に表示されているバッテリー残量にズレが生じているかもしれません。
バッテリー残量表示がおかしい場合はまずはiPhoneの再起動を試してみましょう。それでも改善が見られない場合はバッテリーリフレッシュをおこなうことによって解消するかもしれません。
バッテリーリフレッシュをする際は、まず1回iPhoneのバッテリーを100%になるまで充電しきります。このときにバッテリーの表示がおかしい可能性も踏まえ、バッテリーの表記が100%になったとしてもしばらく充電を続けるようにしてください。
十分に充電が完了したら次は充電コードを外し、iPhoneのバッテリーが空っぽになり電源が落ちるまで放電しきります。放電が完全に終わったらしばらく間を空け、再度iPhoneを100%まで充電しましょう。これによりバッテリー表記のズレが直ることもあります。iPhoneの充電がおかしいかもしれないと思ったら1回試してみてください。
バッテリーの残量表示がおかしいときに有効なバッテリーリフレッシュですが、バッテリーにかかる負荷が大きく劣化を促進しかねないので必要なときにとどめるなど注意しましょう。
充電がうまくできてない!どうすれば直る?
iPhoneの充電がおかしい原因はいったい何なのでしょうか。この章ではiPhoneが充電できない原因と対処方法についてお話していきます。充電でお困りの際は参考にしてみてください。
・システムの不具合
iPhoneのシステムに不具合が起きて、正常に充電できないという場合があるそうです。再起動やリセットで改善するかもしれません。
・iOSの不具合
古いiOSを使っていたり、新しいiOSに不具合があって充電できないということが考えられます。iOSの更新をしてみたり、新しいiOSに不具合情報が出ていないか確認してみてください。
・充電元の出力
コンセントから充電する場合に、iPhoneの純正のUSB充電器が正常に稼働する電圧は100-240V 50-60Hzです。この条件を満たさない環境下での充電だと正常に充電ができない可能性があります。
またWindowsパソコンに充電ケーブルを接続していると、iPhoneを充電するのに必要な電圧を満たせず正常に充電をおこなえないことがあるので注意しましょう。というのもWindowsパソコンのUSBポートはAppleのパソコンやiPhone付属の電源アダプターが1Aの電流で充電をおこなうのに対して、0.5Aほどの電流でしか電気を送れないのです。
・充電器の不具合
充電コードの断線、充電ケーブル端子・コネクターの汚れや破損などが原因で、充電器が接触不良をおこしている場合があります。他の充電器での充電を試してください。また、非正規の充電器だと正常に充電できないこともあるそうなので、なるべく純正のものを使用すると良いでしょう。
・バッテリーの劣化
iPhoneのバッテリーにはリチウムバッテリーというものが利用されています。軽量で、多くの電気を溜め込めるバッテリーなのですが、長時間熱にさらされていると劣化するという特性があるのです。そのため、iPhoneを長いこと使っていると、バッテリーが劣化していって正常に充電がおこなえなくなるかもしれません。そうなってしまったらバッテリーの交換をおすすめします。
何をしても直らない場合は修理を依頼しよう
何をしてもiPhoneの充電がおかしい状態が改善しない場合は修理店への持ち込みを検討しましょう。この章では、iPhoneを修理できる場所についてご紹介しますので参考にしてみてください。
【Apple正規店】
Appleが直接関わっていたり契約を結んでいる正規の修理店舗です。Appleや携帯キャリアの保証サービスを利用したい場合はこちらの店舗での修理になってきます。
初期不良や自然故障の場合は、Appleの製品すべての付随する1年間のハードウェア保証が利用できるのです。また、過失による損傷や故障の場合は、任意加入のAppleCare+に加入していれば保証適応価格での修理を受けられて大変便利です。自分のiPhoneが保証に加入しているかどうかが分からない場合はAppleの公式ページにて知ることができるので確認してみてください。店舗によっては事前の予約が必須な場合もあるので電話などで確認をおこないましょう。
【街のiPhone修理屋さん】
Appleとは直接の関係はない非正規の修理店舗です。保証に加入していない場合でも比較的安価で修理を受けられます。また、修理内容にもよりますが修理にかかる時間が少ない傾向がるので時間のない方におすすめです。店舗により修理料金やアフターサービスが異なるので事前に下調べをしておいてください。
修理店にiPhoneを持ち込む際は、事前にデータのバックアップを取っておくと修理がスムーズに進むかもしれませんね。
まとめ
iPhoneの充電で何かおかしいなと思ったら、まずはバッテリーを%表示にして不具合を把握しやすくしましょう。またiPhoneの再起動をしてみたり、充電器に問題がないかの確認も併せておこなってみてください。記事内でお話ししたバッテリーリフレッシュも充電の不具合の解消につながるかもしれません。
それでも一向に症状が改善されない場合は、バッテリーまたはiPhone本体に問題がある可能性があります。その場合は、一人で悩まず修理店に是非ともご相談ください。