電池の減りが早い…iPhoneのバッテリー交換の目安や症状とは?
iPhoneを使用していて「最近電池の減りが早くなったな……」と感じる方はいらっしゃいませんか?
iPhoneにはリチウムイオン電池という種類のバッテリーが搭載されており、この種類のバッテリーは寿命があるため、使用頻度やユーザーの使用状況に応じて、どんどん劣化してしまいます。
そこで今回は、iPhoneのバッテリー交換の目安や症状についてご紹介していきます。バッテリーがどれくらい消耗しているのかをチェックする方法や、交換についても触れています。さらに、バッテリーの寿命を長持ちさせる裏ワザについても書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
どんなときに交換が必要?交換する目安や症状とは
iPhoneはバッテリー交換する目安として、いくつか不具合が発生してきます。具体的には以下のとおりです。
・バッテリーの減りが早くなった
・充電スピードが遅くなった
・充電が満タンになるまで時間がかかるようになった
・バッテリーが膨張したり、あきらかな異常が確認できた
以上のような場合は、バッテリーの寿命が近い可能性が高いです。
バッテリーを劣化させやすい使用方法を繰り返していると、もっと寿命は短くなってしまうおそれがあるため注意が必要です。劣化させやすい使用方法については、後半で詳しくご紹介いたします。
iPhone本体で確認できる!バッテリー劣化のチェック方法
iPhoneは本体の機能のなかに、バッテリーの劣化を確認できる機能を搭載しています。確認する手順は、iPhone内の「設定→バッテリー→バッテリーの状態(ベータ)を選択」で確認できます。
そのなかの「最大容量」という項目は、現在のバッテリー最大容量の度合いをパーセンテージで表しています。このパーセンテージが100パーセントであれば、新品同様の充電容量があるといえるでしょう。
また、バッテリーの消耗を確認してくれる専用のアプリケーションもあります。こちらも上記のiPhoneの機能とほぼ同じで、バッテリーの状況をパーセンテージで確認できます。アプリでは、なにがどれだけバッテリーを消耗させているのかの詳細を一覧で確認することが可能です。
さらに、バッテリーが残りどれだけの時間もつかということも表示してくれます。アプリにしかない便利な機能がたくさんありますので、こちらを利用してみてもいいかもしれません。
使用を繰り返していくうちにパーセンテージはどんどん下がります。パーセンテージが下がっているということは、バッテリーが消耗していることを示しています。状況によっては早めにiPhoneのバッテリー交換をおすすめします。
バッテリー交換はどこでできる?
「もし交換を検討した場合、どこで交換できる?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。iPhoneのバッテリー交換は、Apple直営修理店、修理店、自分ですることができます。それぞれについて以下にまとめてみました。
・Apple直営修理店
Appleが運営するApple Store、Appleの直営修理店で修理する方法です。こちらではApple製品のスペシャリストが常駐しており、修理を依頼する際にiPhoneに関する質問もできます。
また、直営店はiPhoneの公式サイトから予約をすることで、順番待ちをせず修理受付をしてくれます。待ち時間を短縮したい場合は、事前に予約してからお店に向かいましょう。
・iPhone修理店
直営店ではありませんが、iPhone修理を受け付けてくれる修理店も多く存在します。こちらはiPhone専門の場合や、スマートフォンを全般的に取り扱っていることもあります。
iPhone専用の保証制度は適用されませんが、店舗によっては費用をおさえて修理できる場合があります。修理代金に不安がある人は、近くの修理店に相談してみてもいいかもしれません。
・自分で交換する
じつは、バッテリーは自分で交換することもできます。バッテリー本体はネットショッピングやスマートフォンのアクセサリーショップ、電気屋さんなどでも販売されていますので、比較的手に入れやすいです。
自分で交換する場合は、当然自分でiPhoneを分解する必要があります。交換時に部品を紛失したり傷つけたりすると、故障の原因になりかねません。むずかしい場合は無理せず、Apple直営店や修理店に交換を依頼しましょう。
バッテリーを長持ちさせる裏ワザ
ここでは、バッテリーを長持ちさせるために試しておきたい方法をご紹介していきます。最近充電の減りが早く困っている方や、iPhoneのバッテリー交換を検討されている方は、1度試してみてください。
【必要のない機能はオフにする】
iPhoneにはさまざまな機能がありますが、使用することでバッテリーに負担をかけています。使用していないときはなるべくオフにするよう心がけておきましょう。例えば、Wi-Fi、Bluetooth、テザリング、AirDrop、Siriなどの使用しない時間が長い機能は、切っておくことをおすすめします。
【充電が完全に切れる前に充電する】
iPhoneに使われているリチウムイオン電池は、充電が完全に切れるたびに消耗するという特徴があります。そのため、完全に切れる前につぎ足して充電するとよいといわれています。
【充電が100%になったら充電をやめる】
こちらもリチウムイオン電池の特徴で、充電がいっぱいになっていても充電を続けると消耗してしまうことがあります。このことから、充電が100%になったら充電をやめると電池の消耗をおさえられ、バッテリーが長持ちしやすくなります。
【極端な温度の場所で放置・使用をしない】
iPhoneは極端な温度には弱いといわれています。そのため、寒すぎる・暑すぎる場所での使用や放置は控えることがおすすめです。
【充電しながら使用しない】
iPhoneは充電しながら使用すると、本体がオーバーヒートし熱をもつことがあります。熱をもつとバッテリーの消耗につながるので、充電をしながら使用することはなるべく控えたほうがよいでしょう。
まとめ
iPhoneを含むスマートフォンは精密機械であり、消耗品ですので、いつかは寿命がきてしまうものです。
しかし、リチウムイオン電池の特性を理解して使い方や充電方法の工夫をしたり、iPhone自体の設定を変えたりするだけでも、バッテリーの寿命をのばすことは可能です。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ試してみてください。
また、もしバッテリーの寿命がきてしまったり、電池の減りが早く使用中に不便と感じる場合は、iPhoneのバッテリー交換することをおすすめします。バッテリーを新しく交換して、快適にiPhoneを利用しましょう。