iPhoneが故障した?iPhoneの故障診断で確認しましょう
iPhoneの調子が悪いけど、原因がよく分からないという経験をしたことはないでしょうか。iPhoneの不具合の原因が分からないと、どう対処していいかもわからなくなってしまいます。そんなときは、iPhoneの故障診断をおこなってみましょう。
この記事では、iPhoneの故障を診断する方法についてご紹介します。iPhoneの不具合にお悩みの方は、参考にしてみてください。
目次
iPhoneが故障?まずはセルフチェックしてみよう
iPhoneの調子が悪く、故障かなと思った場合は、iPhoneを修理に出す前に、自分でiPhoneの故障診断をしてみましょう。診断の際にチェックする項目は、不具合の内容によって異なります。この章では、不具合の内容とその原因、対処法の一例をご紹介します。
【動作が重い、フリーズする、アプリが強制終了する原因】
・iPhoneの処理落ち
バックグラウンドで起動しているアプリや保存しているデータが多すぎると、処理落ちが発生して動作が遅くなることがあります。起動しているアプリを終了させたり、iPhone内の不要なデータを整理してみたりしましょう。
・iPhoneが高温になっている
iPhone本体の温度が高くなりすぎると、内部のCPUが温度を下げようと動作を抑えることがあります。動作が抑えられると、本来のCPUの性能を発揮できなくなるため、処理落ちやフリーズが発生することがあるのです。iPhoneが常温に戻るまで、放置しましょう。
【タッチしたところと別のところが反応する、タッチに反応しない原因】
・iPhoneの画面上の汚れやゴミ
画面に汚れやゴミが付着していると、タッチパネルが誤作動し、タッチが正常に反応しなくなるケースがあります。画面を柔らかい布でふいてみましょう。
・保護フィルムが貼られている
保護フィルムに気泡やゴミが入り込んでいると、タッチパネルの誤作動を引き起こしかねません。また、保護フィルムとiPhoneの相性によっては、タッチの反応が悪くなるケースもあります。一度、保護フィルムをはがした上で、タッチの反応を確認してみましょう。
・手が乾燥している/湿っている
iPhoneのタッチパネルは、体内に流れる電流を感知して、タッチに反応するという仕組みになっています。手がカサカサになっていたり、手汗でぬれていたりすると、タッチパネルがこの電流をうまく感知できなくなって、タッチの反応がおかしくなることがあるようです。ハンドクリームを塗ったり、手をしっかりふいたりしてiPhoneにタッチしてみてください。
【画面の色合いがおかしい原因】
・一部の設定がオンになっている
「Night Shift」や「True Tone」などの、iPhoneの画面の色合いを自動的に変化させる設定がオンになっていないか確認しましょう。
・液晶が焼きつきを起こしている
長時間、同じ画面を表示していると液晶がその画面を記憶してしまい、画面を変えても、前の画面が薄っすらと表示されることがあります。軽度のものであれば、iPhoneの電源をきり、しばらく放置すれば改善する可能性があります。また、焼きつきを起こさないために、自動ロックを設定しておきましょう。
バッテリーの故障は設定から診断ができる!
iPhoneの充電ができないという場合は、充電コードの断線、非正規の充電コードを利用しているなどがおもな原因ですが、バッテリーに問題があることも考えられます。充電がうまくいかないiPhoneの故障診断をしても、充電コードなどに問題が見られなかったときは、iPhoneのバッテリーチェックをおこなってみましょう。
iOS11.3以上のiPhone 6以降のモデルであれば、iPhoneの設定内の「バッテリーの状態」からバッテリーの診断ができます。
「バッテリーの状態」では、バッテリーの「最大容量」や「ピークパフォーマンス性能」の項目があります。「最大容量」が一定以下になっていたり、「ピークパフォーマンス性能」のメッセージに「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」というメッセージが表示されていたりすると、iPhoneのバッテリーが劣化しているかもしれません。
どこが故障しているか分からない…そんなときはアップルサポートへ
自分でiPhoneの故障診断をしてみても、故障箇所が分からないということがあると思います。そのようなときに有効的なのがAppleサポートで故障診断をおこなう方法です。
Appleサポートでは、故障内容をアドバイザーと電話かチャットで相談することができるのです。Appleの公式サイトから、「Appleサポートへのお問合せ」のページを開くと、サポートを受けたい製品を選ぶことができます。
「iPhone」を選択後、該当するトピックを選択すれば、Appleのアドバイザーと電話またはチャットでやり取りをできます。電話やチャットでの相談を利用する場合は、iPhoneのシリアルナンバーなどが必要です。
iPhoneのシリアルナンバーは、iPhoneの本体情報から確認できます。iPhoneの不具合などで、画面が表示されず、本体情報からシリアルナンバーを確認できないという場合は、iPhoneが入っていた箱を確認するのが確実です。iPhoneのモデルによっては、iPhoneの背面やSIMトレー内にシリアルナンバーが書かれているケースもあります。
診断で故障が見つかったら修理を依頼しよう
iPhoneの故障診断で、故障箇所が判明したら修理店に修理を依頼しましょう。iPhoneは、正規店か非正規店で修理をおこなえます。
正規店は、Apple CareやApple Care+などの、Apple正規の保証サービスが利用できるApple Storeや正規サービスプロバイダを指します。Appleの保証サービスを利用している場合は、正規店での修理がおすすめです。
Appleの保証に加入していない場合は、修理費が比較的安価な非正規店がおすすめです。非正規店は、店舗ごとに修理料金や動作保証の有無などが異なるため、事前に確認をしておく必要があります。
iPhoneが故障したときに、我慢すれば使えるから、とそのまま利用し続ける方もいることでしょう。しかし、故障の内容によっては、iPhoneの故障がより悪化するおそれがあります。最悪の場合、iPhoneの電源が入らなくなったり、データが消えてしまったりするおそれもあるのです。iPhoneの故障が判明したら、速やかに修理に出しましょう。
まとめ
iPhoneが故障したと思ったら、まずは自分でiPhoneの故障診断をおこなってみましょう。もしかしたら、解決方法が見つかるかもしれません。故障診断でも、故障箇所や不具合の原因が分からないという場合は、Appleサポートを活用してみてください。
故障診断やAppleサポートでiPhoneの故障箇所が判明したら、iPhoneを修理に出しましょう。Appleの保証に入っている場合は正規店が、加入していない場合は非正規店がおすすめです。iPhoneの故障や不具合は、放置せずに速やかに修理店に相談しましょう。