iPhoneが音飛びする…考えられる原因は何？対処法はある？

「iPhoneで音楽や動画を楽しんでいると、音飛びすることがある……」とお悩みの方はいらっしゃいませんか？何が原因か分からないと対処のしようがなく、困ってしまいますよね。

また、iPhone7以降のモデルでイヤホンジャックが廃止されたことをきっかけに、Bluetoothイヤホンを使用する人が増えてきました。Bluetoothイヤホンは、通信で音を再生しているため、通信状況によってはどうしても音飛びがしやすいのが問題です。これを解消するためには、どうしたらいいのでしょうか。

そこで今回は、iPhoneの音飛びがなぜ発生してしまうのかの原因とその対処法についてまとめました。前半部分は、従来のコードがあるタイプのイヤホンにも使える対処法をご紹介しています。iPhoneの音飛びに悩む方はぜひご覧ください。

iPhoneの音飛びは何が原因？対処法はある？

iPhoneが音飛びしてしまう症状でも、原因はいくつか考えられます。ここでは、iPhoneの音飛びが発生する原因についてご紹介します。

イヤホン本体の故障

イヤホンが古くなっていたり、断線していると音が途切れたり聞こえなくなる場合があります。まずは、イヤホンを変えても音飛びが続くかどうかを確かめることをおすすめします。

イヤホンジャックの故障

イヤホンジャックは、扱い方によって故障の可能性が高まる部分です。イヤホンジャックから水が入ってしまうことで、水没してしまったり、ゴミがたまることが原因で故障してしまいます。

そんなイヤホンジャックの故障は、イヤホンジャックの掃除をすると改善する場合があります。綿棒や先を細くしたティッシュなどで、イヤホンジャック内のゴミをやさしく掃除しましょう。それでも症状が改善しない場合は、交換するために修理に出す必要があります。

iPhoneのアップデートによる不具合

iPhoneをアップデートしたことが原因で、音飛びしているケースがあるようです。この症状は、iOSにバグがあることが原因です。また、iOSのアップデートを定期的にしていないことも原因になります。

その場合は、iPhoneのアップデートが失敗していないかを確認してみましょう。また、ずっとiOSをアップデートせず放置していた方は、最新バージョンにアップデートすることをおすすめします。

もし、これでも症状が改善しない場合は、iPhoneの初期化を試してみましょう。初期化をするとiPhone内部のデータがすべて消えてしまうため、必ずバックアップを取ってから実施してください。

Bluetoothイヤホンが音飛びする…原因は何？

Bluetoothイヤホンはコードレスなため、作業中であってもより音楽を聴きやすい一方で、音飛びが起こりやすいというデメリットもあります。ここでは、Bluetoothイヤホンを使用した際にiPhoneが音飛びする原因についてご紹介します。

普及広まるBluetoothイヤホン

Bluetoothイヤホンとは、Bluetoothで機器を接続することで、ワイヤレスで音楽を楽しむことができるイヤホンのことです。従来のイヤホンだと、ケーブルが持ち物や衣服に引っかかったり、動きながらの使用には不便がありました。しかし、Bluetoothイヤホンを使用することで、作業中などでコードを気にせず音楽を楽しめます。

現在発売されているBluetoothイヤホンには、左右一体型のものや、完全にケーブルレスの完全独立型のものがあり、価格設定も形や性能によって異なります。

そんなBluetoothイヤホン市場の火付け役となったのがApple社のBluetoothイヤホン「AirPods」でした。

AirPods発売からわずか1年で、Bluetoothイヤホンの市場が10倍の規模にまで拡大しています。ここまで急速にBluetoothイヤホンの市場が拡大した背景には、iPhone7以降のシリーズにはイヤホンジャックを廃止したことにあるといえるかもしれません。

音飛びする原因は？

Bluetoothイヤホンは通信でiPhoneとつながっているため、通信が不安定になると使用しているときに音飛びしてしまうことがあります。Bluetoothイヤホンが音飛びする原因とはおもに何でしょうか。

iPhoneとイヤホンの間に障害物がある

Bluetooth通信を阻害するものがある空間では、近距離であっても音飛びすることがあります。また、その障害物の物質によってBluetooth通信に悪影響を与えやすいかどうかに差があります。たとえば、金属質のものやコンクリートの壁などでできた部屋はBluetooth通信の弊害になりやすいといわれています。

周囲に他のワイヤレス機器がある

iPhoneとイヤホンがつながっているにも関わらず音飛びする場合は、周囲にある他のワイヤレス機器とiPhoneが接続してしまっている可能性があります。また、一度にいくつかの機器と接続していると通信が不安定になり、音飛びが発生することがあるようです。

無線通信がたくさん飛んでいる場所

他のBluetoothやWi-Fiなどの通信により、通信が邪魔されてしまう場合があります。Bluetoothイヤホンの他にも通信が多くある場合は、電波と電波が干渉しあい音が途切れてしまうのです。

Bluetoothイヤホンの音飛び対処法

Bluetoothイヤホンの音飛びの原因には、障害物や他のワイヤレス機器による通信の阻害に原因があることが分かりましたが、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、iPhoneの音飛びを防ぐための対処法についてご紹介します。

他のワイヤレス機器から離れる

無線通信が多く飛んでいる場所や、他のワイヤレス機器の近くにある場合は、その場から離れてからもう一度接続を試してみましょう。また、ワイヤレス機器とiPhoneとの間に障害物がある際は、なるべく障害物のないひらけた空間で使用してみてください。

iPhoneがどの機器につながっているか確認

しばらく音楽を再生してみても、音がイヤホンから聞こえない場合には、自分のイヤホンがiPhoneときちんと接続されているかどうかを一度確認してみましょう。

自分のイヤホンと接続されている場合でも通信が不安定な場合は、もう一度接続し直してみると症状が回復する場合があります。

音楽アプリの強制終了と入れ直し

音楽を再生するアプリ側に問題があるケースもあります。複数アプリが立ち上がっている場合は、他のアプリも強制終了させた上で、音楽アプリも一度終了させましょう。その後、音楽アプリを再起動しても音楽が再生されない場合は、アプリをアンインストールして再び入れ直すと改善する場合があります。

iPhone本体の通信問題を解消する

Bluetoothイヤホンが音飛びする原因の中には、iPhoneのネットワーク接続に不具合がある場合やiOSに問題がある場合があります。iPhoneの再起動をおこなったり、iOSの不具合による音飛びの場合はアップデートをしてみましょう。

また、ネットワーク状況をリセットするのも効果的です。設定アプリの「一般」から、「リセット」を選択してみましょう。「ネットワーク設定のリセット」という項目からWi-FiやBluetooth通信にまつわる設定のリセットができます。

どうしても直らない場合は修理を依頼しよう

対処方法を試してもiPhoneの音飛びが改善しない場合は、修理に出すことをおすすめします。iPhoneの修理を受け付けてくれるお店は以下の通りです。

Apple Store

日本全国に9店舗展開するAppleの直営店です。修理を目的として利用する場合は、まず公式サイトからの予約が必要になります。予約が取れた日時に、店舗に故障した端末を持っていき、修理に出すことになります。

Appleの保証に加入している場合は、保証適用料金での修理が可能です。保証に加入している方はお得に修理依頼ができるメリットがあります。

Appleの正規サービスプロバイダー

Appleの公認を受けた修理店です。店舗は全国各地の大手家電量販店に拠点を置いている場合が多く、どこの地域にお住まいの方でも利用しやすいのが特徴です。

正規サービスプロバイダーで修理を受けた場合でもAppleの修理保証の適用が可能なため、保証期間内かつ修理内容が保証の対象の場合は、Apple Storeに行かなくてもサービス料金で修理を受けることができます。

Appleリペアセンター

このサービスは、自宅にいながらiPhoneを修理に出すことができるものです。方法はシンプルです。専用サイトから予約手続きをおこなった後、「Appleリペアセンター」宛てに修理したいiPhoneを郵送するだけです。後日、自宅に修理が完了したiPhoneが届きます。

街のiPhone修理店

街にある非正規のiPhone修理店では、修理内容にもよりますが即日修理が可能な場合が多いです。比較的修理費用を抑えて修理が可能なため、Appleの保証対象外の方でiPhoneを安く修理したい方におすすめです。

一方で、非正規のiPhone修理店では、Appleの修理保証を使用することができないだけでなく、保証期間内のiPhoneを一度でも非正規の修理店で修理した場合には、保証対象から外れてしまいます。特に保障に加入している方は、注意が必要です。

まとめ

　
今回は、iPhoneが音飛びしてしまう原因とその対処法についてご紹介しました。iPhone7からイヤホンジャックがなくなったことをきっかけに、よりBluetoothイヤホンの使用率が高まっています。

Bluetoothイヤホンが音飛びするなどの不具合が発生してしまう場合の多くは、通信状況が原因といえます。一度、通信設定や周囲の通信環境を見直して、Bluetoothイヤホンを使用してみましょう。

また、iPhone本体の不具合が原因で音飛びしてしまう場合は、リセットやアップデートを試してみることをおすすめします。それでも不具合が解消されない場合は、Apple Storeや街の非正規修理店などに修理を依頼することをおすすめします。