iPhoneのバッテリー消耗はアプリが原因?消耗をおさえるコツ
「iPhoneのバッテリーが1日もたない!」というような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。iPhoneのバッテリーは使用しているうちに劣化し、ためておける電池の量が少なくなっていきます。
さらに、特定のアプリが必要以上に電力を使っている場合もあるのです。じつはアプリ別の電力使用状況とバッテリーの蓄電容量、それぞれを図ることができるiPhoneのバッテリー計測アプリがあることをご存じですか?今回の記事ではiPhoneのバッテリーを消費する原因となっているアプリについて対処法も合わせて詳しく解説します。
アプリがどれくらいバッテリーを使っているかが分かる
充電の減りが早いと分かっても、すぐにバッテリー交換をしようと決断することはなかなか難しいでのではないでしょうか。バッテリー交換には修理費用がかかりますし自力で交換する場合には故障のリスクがあるなど、バッテリー交換になかなか踏み切れず、先伸ばしにしてしまう理由は多いです。
もしiPhoneのバッテリー問題をアプリのアンインストールだけで改善できるならば、試してみたいですよね。じつは、iPhoneの中に入っているアプリには消費電力が高いものと低いものがあります。一般的にゲームアプリなどは消費電力の高いものといわれています。
中にはほとんど使っていないアプリにも関わらず、消費電力が高いものがあるかもしれません。アプリごとの消費電力を正確に把握することは非常に大切なのです。
このバッテリーごとの消費電力の確認は、iPhoneに入っているアプリから確認することができます。iPhoneの設定アプリの「バッテリー」という項目を選択してください。すると、各アプリの電力使用状況を把握することができます。
1つのアプリを消去するだけでもバッテリーの持ち時間を伸ばすことにつながります。全然使用していないのに消費電力が高いアプリを確認できたら消去を検討してみましょう。
バッテリーの状況も確認できる
バッテリーの蓄電できる最大容量についても、同じくこのバッテリーの項目から確認することができます。「バッテリーの状態(ベータ)」を選択してみましょう。すると、最大容量の表示が現れます。この数値が100%の状態がバッテリーの最大容量ギリギリまで蓄電することができる状態を示します。
Appleはこの最大容量が80%を下回った状態を、バッテリー劣化が始まった基準としています。この最大容量の数値が低くなったタイミングで電池の減りが早くなった場合には、バッテリーの経年劣化の可能性が高いでしょう。もし、この状況を改善したい場合には、バッテリー交換を検討してみることをおすすめします。
バッテリーを細かく確認できるアプリもある!
iPhoneのバッテリー計測アプリには、最初からiPhoneに入っているものだけではなく、バッテリー計測専用のアプリも存在します。いったいどのような機能を持つのでしょうか。
バッテリー計測専門アプリは、iPhone本体の設定アプリと同じく、バッテリーの最大容量を確認することができます。さらに、追加機能としてバッテリーの交換時期をおすすめしてくれるものや、充電中にはあと何分で充電が完了するかの目安時間が表示される機能がついているものもあります。このように、バッテリー計測専門アプリは機能が充実している点が魅力です。
また、バッテリー残量の通知方法が、より具体的でわかりやすいアプリもあります。例えばあと音楽は5曲分・メールは10分間というように、残りの電池残量で何ができるかを教えてくれるのです。このように具体的な行動ベースでバッテリー残量を教えてくれるので、残りのバッテリー容量で何をしようか計画立てることが可能になります。
バッテリー計測専用アプリは、バッテリー管理機能だけではなく、データ使用料やディスクの使用量までをも管理することができるアプリまであります。1つインストールしておくと便利で快適にiPhoneを使用できるでしょう。
アプリ以外にも!バッテリーを長持ちさせるコツ
iPhoneバッテリー計測アプリのダウンロードや確認以外にも、バッテリーを長持ちさせるコツがあります。ここでは3つご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
iPhoneについている電波を発信する機能をオフにする
iPhoneが電力を大量に消費してしまう原因の1つに通信があります。たとえば、BluetoothやWi-Fiなど、通信をすることで何か別のものと接続するような機能を使用するときには、とくに電力を消費します。
そのためBluetoothやWi-Fiの設定をオンにしたままだと、iPhoneは常に電波をキャッチできるように電波を探し続けてしまいます。この「電波を探索中」のときにたくさんの電力を消費してしまうのです。
電力を消費しないためには、自宅などWi-Fiを使うと決まっている場所のみスイッチを入れておくことをおすすめします。外に出ていて、Wi-Fiを使わないときには、Wi-FiやBluetoothのスイッチをオフにしておきましょう
バックグラウンドで動くアプリを削減
アプリを起動していない間でも、アプリが自動的に起動して更新作業などをおこなうことをバックグラウンド処理といいます。iPhoneを一度も操作していないのに充電が減っている場合は、このバックグラウンド処理が原因である可能性が高いので、確認してオフにしましょう。
このバックグラウンド処理は、設定で変更できます。設定アプリの「一般」の項目を選択すると、「Appのバックグラウンド更新」のページが表示されます。ここでは、アプリごとにバックグラウンド処理を許可するかどうかの設定が可能です。
さらに、一度地図アプリなどを立ち上げたままにしておくと、マップを立ち上げていないのにも関わらず、位置情報がオンになっている場合があります。位置情報を常に取得、更新をし続けていると電力を消費してしまうので、マップの使用が終わったら、位置情報をオフにする癖をつけておきましょう。
画面を暗くする
iPhoneの画面の明るさを1段階暗くするだけでも、消費電力を下げることができます。画面の明るさは暗めに設定しておきましょう。また、「明るさの自動調整モード」は切っておくのがおすすめです。自動調整機能が作動していると、勝手に画面が明るくなってしまい、消費電力をコントロールすることが難しいからです。
設定アプリの一般の項目を選択すると「アクセシビリティ」が表示されます。さらに、それをタップすると「ディスプレイ」の項目の部分に明るさの自動調整モードのスイッチがあります。オフにすることで、自動調整機能を解除することができます。
バッテリーの持ちが悪い場合は修理もおすすめ
iPhoneバッテリー計測アプリの活用や、消費電力を抑える取り組みをしてもバッテリーの持ちが悪い場合は、バッテリー交換の修理に出すことをおすすめします。
バッテリー交換は、機材をそろえれば自分でもおこなうことが可能です。しかし、バッテリー交換をするためには、iPhoneを解体しないといけなかったり、事故の危険性もあるので、自力で交換することはあまりおすすめできません。より安全にバッテリー交換をするためには、プロに修理を依頼するほうがよいでしょう。
iPhoneのバッテリー交換をおこなってくれるお店には、「Apple Store」や「Appleの正規サービスプロバイダー」「その他のiPhone修理店」などがあります。バッテリー交換なら、どのお店も受け付けてくれるので安心です。
「Apple Care+」などAppleの修理保証サービスに加入している方は、Apple Storeもしくは、Appleの正規サービスプロバイダーにて、サービス料金で修理を受けることができます。Appleでバッテリー交換をする通常料金よりもかなりお値打ちに交換することができますよ。
その他のiPhone修理店は、受付から修理完了までの速さが特徴の1つです。修理内容によっては即日で修理完了することもあります。また、Appleの保証対象外の端末では、Appleの正規店よりも街のiPhone修理店での修理のほうが値段が安くなります。
しかし、iPhoneの非正規修理店では、Appleの保証が使えないので注意が必要です。保証に入っておらず、なるべく安くバッテリー交換をしたい方や、その日のうちに修理を終わらせたい方には非正規の修理店をおすすめします。
まとめ
今回はiPhoneのバッテリー消耗はアプリに原因があり、どのように対処すればよいかということについてお伝えしてきました。iPhoneのバッテリー消耗を抑えるためには、アプリの管理が大切です。電気をよく消費しているアプリがあれば、使用を見直すなどの改善をおこなっていくことで、電池の消費スピードを抑えることができます。
しかし、アプリの管理だけでもバッテリーの持ちが改善しない場合には、バッテリーの劣化が原因である可能性が高いので、バッテリーの交換が必要になります。
後悔のないバッテリー修理をするためには、値段や修理時間の観点からあなたに合うお店を探すことが大切です。「Apple Store」「Appleの正規サービスプロバイダー」「その他街のiPhone修理店」の中から最適なお店を探しましょう。