iPhoneの画面がおかしいけど、これは何?症状と対策をご紹介
「iPhoneの画面がおかしい」症状の原因はなんでしょう?一口に画面がおかしいといっても、症状はさまざまです。そしてそれぞれの不具合に、異なった原因があることも多いです。このコラムでは、iPhoneの画面がおかしいときの症状例をいくつかご紹介し、それらの原因をご紹介しています。
iPhoneがどんな症状になっていて、まずはその原因を確かめることが大切です。対策方法についても解説しているので、最後までご覧ください。
iPhoneの画面がおかしい症状リスト
iPhoneの画面がおかしいといっても、さまざまな症状があります。症状が違えば対処法も。ここでは、よく起こりうるiPhoneの画面がおかしいときの症状をご紹介します。自分のiPhoneと当てはまる症状があるかどうかを確認してみてください。
iPhoneの画面を拡大しすぎている
ホーム画面なのに、アプリのアイコンが大きく表示されてしまっている場合があります。こうなると、同時に少しのアプリしか表示することができないので、使いたいアプリを探すのにも不便です。
画面にタッチしても反応しない
電源はついているし、画面も表示されているのに、画面にタッチしても反応しない場合があります。タッチしても反応しない原因は、ソフトウェアの問題と画面に張り付けられているフィルムなどが影響している場合の2種類です。
画面がまっくら
電源ボタンを何度押しても、画面がつかないことがあります。ただし、じつは電源はついていても、ディスプレイが故障していて画面が表示されないだけの場合もあります。iPhoneの電源がついていないのか、画面が故障しているのかの見分け方は次の章でご紹介します。
iPhoneの画面がおかしい場合の症状別対処法
上記でご紹介したようにiPhoneの画面がおかしい場合には、それぞれどのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、原因の見分け方とともに、対処法もご紹介していきます。
iPhoneの画面を拡大しすぎている
この問題の原因は、画面の表示設定である「ズーム機能」が意図せずに起動している場合がほとんどです。「ズーム機能」とは、オンにしておくと3本の指で画面を2回タッチしたときには画面を拡大する機能です。拡大率も自由に変更することができます。
ズーム機能中に、ズームを解除したい場合には、画面のどこかを3本の指で二回タッチすると、拡大されていた画面が元にもどるようになっています。
さらに、再発を防ぐためには「ズーム機能」をオフにする方法が有効です。
設定アプリの中から「一般」を選択しましょう。アクセシビリティの中に、「ズーム機能」の項目があるので、スイッチをオフにすればズーム機能をオフにすることができます。
画面にタッチしても反応しない
画面にタッチしても反応しない場合には、大きく分けて2つの原因が考えられます.
1つは、外的要因です。たとえば、タッチする指が汚れていたり、iPhoneの画面に貼っているフィルムが邪魔をしたりしている可能性があります。この場合には、指をキレイにしたり、フィルムをはがしたりしてみることで、解決ができるでしょう。
2つ目の原因は、ソフトウェアの不具合によるものです。iOSの調子が悪かったり、何らかの原因で壊れてしまったりしている可能性があります。この場合には、強制再起動やiOSのアップデートを試して解決しましょう。この強制再起動のやり方は次の章でご紹介します。
画面がまっくら
画面が暗い原因は、電源がついていないか、ディスプレイの表示ができていないかのどちらかであることが多いです。原因がどちらであるかによって対処法は大きく異なりますが、どうやって見分ければよいのでしょうか。
原因を見分けるポイントは、充電器をさしてみることです。充電器を挿入してすぐに、本体がふるえたり音がなった場合は、電源が入っていることを意味します。この場合、不具合の原因は、ディスプレイの表示にあることがわかります。
また充電器を挿入してから時間差でiPhoneが振動した場合は、ただ充電が十分にできておらず、電源が切れていた可能性が高いです。
では、ディスプレイの表示に不具合が起きている場合にはどう対処すればよいのでしょうか。一番は、iPhoneを修理することです。iPhoneのディスプレイが表示されないときはハードウェアの内部が何らかの衝撃により破損していることが多いからです。この場合は一度修理に出すことをおすすめします。
一方で充電ケーブルを刺しても一向に反応がないときは、iPhoneのiOS自体に問題を抱えているケースが多いです。たとえばアップデート時に失敗してしまい、iOSが破損してしまったなどが原因として考えられます。
この場合には、強制再起動を試しましょう。
「強制再起動」を試そう
強制再起動には、どのような効果があるのでしょうか。強制再起動は、普通の再起動とは違います。通常、再起動はiPhoneの電源を切り、もう一度入れ直すことを指します。しかし画面がフリーズしてしまったり、電源が入らなくなったりなどの、iPhoneの画面がおかしい状況が深刻なときは、再起動が使えないこともしばしばあるのです。
そこで活躍するのが「強制再起動」です。強制再起動は「電源ボタンの操作ができないiPhone」でも電源を強制的に落とすことができるかもしれない方法です。データなどが消えることはほとんどないことに加え、強制再起動によって不具合が直ることも多いです。ここでは強制再起動の方法をご紹介します。
じつは、強制再起動は機種によってやり方がことなります。シリーズ別に紹介していきましょう。
iPhone Xシリーズ
音量を上げるボタンと音量を下げるボタンをそれぞれ一回ずつ押します。その後、電源ボタンを長押しすると強制再起動ができます。
iPhone 7/8シリーズ
電源ボタンと音量を下げるボタンを長押しして、画面に出てきたボタンを右にスライドさせることで、強制的に再起動されます。
iPhone 6までの機種
Appleのロゴマークが画面に現れるまで、電源ボタンと同時にホームボタンを長押ししましょう。
どうしても直らなければ修理へ
対処法を試しても、iPhoneの画面がおかしい症状が直らない場合には、修理に出すことを検討しましょう。iPhoneの修理を依頼できる場所は以下になります。
Apple Store
全国に9店舗あります。東京都は、銀座、新宿、渋谷の3店舗です。関西地方では京都、大阪心斎橋の2店舗です。その他の地域では名古屋栄と福岡天神・仙台一番町にあります。
Appleの正規サービスプロバイダー
Appleの正規サービスプロバイダーは、Appleの公認をもらっている正規店で、全国各地に拠点があります。特に、大手家電量販店の中にお店を設けている所が多いのが特徴です。
近くにApple Storeがない方は、正規サービスプロバイダーを探してみるのがおすすめです。正規サービスプロバイダーの利用にも、事前予約が必要になります。サイトから予約をした上で、指定日時に店舗にお越しください。
Appleリペアセンター
Appleには、郵送修理サービスが存在します。それがAppleリペアセンターです。公式サイトから申し込み手続きをした後、包装をして故障したiPhoneをリペアセンター宛てに送るだけで手続きが完了です。後日、自宅まで修理が完了したiPhoneが届けられます。
店舗に行く暇がない方や店舗が遠すぎる人にはおすすめのサービスです。一部、修理対象外の故障があるので、事前に調べた上で利用しましょう。
その他のiPhone修理店
iPhoneの修理を受け付けてくれるお店は正規店だけではありません。Appleと契約のない非正規店も修理をおこなってくれます。非正規店の特徴は、修理完了までのスピードの速さです。予約の必要がないお店も多いので。壊れてその日のうちに修理が完了するケースもあります。
一方で、iPhoneについている保証が適用されません。iPhoneを購入してから1年以内なら有効の「標準保証」や「Apple Care+」に加入中の方は、非正規店での修理の場合、保証を受けることができないので注意しましょう。
また、一度非正規店で修理をしたiPhoneについては、再びAppleの保証に加入しなおすことができません。非正規店でのiPhone修理は、保証対象外のiPhoneを持っている、もしくは急いで修理したいときなどに利用するとよいでしょう。
まとめ
今回は、iPhoneの画面がおかしいときの症状の紹介とその対処法についてご紹介しました。iPhoneの画面の不具合には、iOSが原因で電源がつかなくなってしまったものや、ズーム機能が原因であること、そして衝撃などによりディスプレイの表示ができなくなってしまったものなどさまざまな原因があります。
ひとくちに画面がおかしいといっても、さまざまな症状と原因があるので、まずはiPhoneがおかしくなってしまった原因は何か突き止めることが大切です。そして、原因がわかったら、簡単なものから対処法を試してみましょう。
なかには、対処法を試すことでデータが消えてしまったり、より症状が悪くなってしまうこともあります。簡単な対処法から順番に試していけば、このようなデータ消失などのリスクも減らすことができます。ぜひお試しください。
そして、自力でも解決できなかった場合には無理をせず、修理に出すことが一番です。修理業者は、修理時間や料金などの条件と照らし合わせてベストな選択をしましょう。