iPhoneの画面が動かないのはなぜ?原因や対処法について解説
iPhoneを使用していて、画面がフリーズしたり、タッチが反応しなくなったりして、iPhoneの画面が動かない状態になったことはないでしょうか。iPhoneの画面が動かなくなってしまうと、iPhoneが使用できず、電話やメッセージのやり取りなどもできなくなり大変不便です。
この記事では、iPhoneの画面が動かない原因と対処法についてご紹介します。iPhoneの修理店や修理の相場についてもお話しているため、iPhoneの画面が動かなくてお困りの方は是非とも参考にしてみてください。
画面がフリーズしてしまうとき
画面が固まって一切動かなくなる現象をフリーズといいます。フリーズはいったいどのような原因でおこるのでしょうか。
フリーズしてしまう原因
iPhoneの画面がフリーズして動かくなってしまう原因はいくつか考えられます。
1つ目は、iPhoneの処理落ちです。iPhone内のストレージが満タンに近かったり、バックグランドでアプリが何個も稼働していたり、高スペックのゲームアプリなどを利用したりしていると処理落ちしやすくなります。
また、iPhoneが高熱の状態になると、CPUが温度を下げるために稼働率を低下させようとして、処理速度が落ちるケースもあります。
2つ目は、システムの不具合です。iOSにバグなどがあると、iPhoneがフリーズするというケースがあります。
対処法
iPhoneの画面が動かない場合は、iPhoneの電源を一回落としましょう。充電が切れるまで待つのも一つの手ですが、強制再起動をおこなったほうがお手軽です。
iPhone8以降のモデルの場合は、音量ボタンを上から下の順番に一回ずつ押したあとに電源ボタンを長押ししましょう。iPhone7は、音量を下げるボタンと電源ボタンの長押しで、iPhone6以前のモデルは、ホームボタンと電源ボタンの長押しで強制再起動です。
強制再起動で、画面のフリーズが解消したら、フリーズが再発しないように対策を取りましょう。不要なデータは整理し、iPhoneのストレージに余裕を持つことが重要です。利用し終わったアプリはマルチタスクでしっかり終了させたり、iOSのバージョンが最新の状態に更新したりしておきましょう。
また、iPhoneが高温になったら利用をやめて、常温に戻るまで放置しましょう。素早くiPhoneを冷却したい場合は、扇風機で送風したり、iPhoneの背面に10円玉などの熱伝導率のよいものをおいたりしてみてください。
この時に、水や氷などで急激にiPhoneを冷やしてしまうと、iPhone内部に結露が発生して故障しかねないため厳禁です。
画面をタッチしても反応がないとき
iPhoneの画面は動いているのに、タッチをしても一切反応しなくなることがあります。画面タッチが反応しなくなる原因は何でしょうか。
反応しない原因
画面がタッチに反応しない原因として、画面上に汚れやゴミがありタッチに上手く反応していない場合やタッチパネルそのものの故障などが考えられます。
iPhoneの画面にフィルムが貼られている場合は、フィルムをはがしてもタッチに反応しないか確認してみましょう。フィルムとiPhoneの相性によっては、タッチが反応しなくなるケースがあるようです。
また、iPhoneの設定によりタッチが反応しなくなるケースもあります。「タッチ調整」や「アクセスガイド」がオンになっていないか確認してみましょう。アクセスガイドがオンになっている場合は、ホームボタンを3回押しパスコードを入力すれば解除できます。
対処法
タッチが反応せず、iPhoneの画面が動かないという場合は、まず、画面を柔らかい布などで拭いてみてください。また、タッチする指先が乾燥していたり、湿っていたりしても、正常にタッチパネルが反応しなくなるおそれがあります。
これはiPhoneのタッチパネルが、静電容量方式というものだからです。静電容量方式とは、人間の体内に流れている微弱な電気を読み取ってタッチを感知する方式のことです。
手が乾燥していたり湿っていたりすると、タッチパネルがこの微弱な体内の電気を読み取れなくなって、タッチが反応しなくなることがあります。iPhoneの画面を触るときは、手の乾燥や湿気に気をつけましょう。
また、iPhoneのシステムの不具合によりタッチが反応しないということもあるため、一度強制再起動をおこなうと症状が改善する可能性があります。
それぞれの対処法を試しても直らない場合は修理へ
強制再起動などを試してみても、iPhoneの画面が動かない状態が解消しない場合は、iPhoneの修理店に相談してみましょう。iPhoneの修理店には、Appleの保証が利用できる正規修理店とAppleの保証の有無が関係ない非正規修理店があります。
Appleには「Apple Care」と「Apple Care+」という2種類の保証があります。Apple Careは、iPhone購入時についてくる無償の保証です。無償の代わりに、保証期間が1年かつ通常使用で生じた自然故障のみが保証対象です。
Apple Care+は、iPhone購入から30日以内に加入手続きをする必要がある有償の保証です。有償の代わりに、保証期間が2年かつ落下や水没などの過失による故障なども保証の対象になっています。
これらのAppleの保証を利用できる場合は、正規修理店がおすすめです。保証に加入していなかったり、保証期間が過ぎていたりしていれば、非正規修理店の利用をおすすめします。
非正規店は、Appleの保証に関係なく比較的安価な料金でiPhoneを修理できるため、iPhoneの修理コストを抑えたい場合にいいです。iPhoneを修理に出すと個人情報保護のため端末内のデータを消去する場合があり、修理前には必ずデータのバックアップを取っておくようにしましょう。
画面が動かない場合の修理費用相場はどれくらい?
iPhoneの修理店を選ぶ際に、Appleの保証に加入しているかどうかは大事な要素ですが、もう1つ、修理料金も重要です。この章では、iPhoneの画面が動かない場合の修理費の相場についてご紹介します。修理店を選ぶ際の参考にしてみてください。
正規修理店でiPhoneを修理する場合は、Appleの保証の有無によって大きく修理料金が異なります。Appleの保証が適用される場合は、iPhoneのモデルや修理内容を問わずに一律約1万円で修理をすることができます。
反面、保証で利用できない場合は、iPhoneのモデルごとに料金が異なります。古いモデルでおおよそ3~4万円、最新モデルとなると5~7万円ほどの修理料金がかかります。
非正規店でiPhoneを修理する場合は、修理箇所とモデルごとに料金が異なります。基本的に、古いモデルほど安い傾向にあり、iPhone5~7の液晶交換であれば5~9,000円で修理をおこなえます。最新モデルは、修理受付をしていないことも多いため注意しましょう。
まとめ
画面がフリーズしたり、タッチが反応しなかったりしてiPhoneの画面が動かないという場合は、強制再起動を試したり、設定を見直したりしましょう。
強制再起動を試しても、iPhoneの画面が動かない状態が改善されない場合は修理店に相談してみるといいかもしれません。
修理店には、正規修理店と非正規修理店の2種類が、あるため保証加入状況や、修理予算などと相談して、自分に適した修理店を選んでみてください。