iPhoneのホームボタンから音がする…故障なの?原因と対処法
みなさんが持っているiPhoneには、「ホームボタン」が付いていますか?ホームボタンが付いているiPhoneでは、押したときにホームボタンから音が出ることがあります。通常の場合は、ホームボタンを押しても音は鳴りません。では、なぜホームボタンを押したときに音が鳴ることがあるのでしょうか。
このコラムでは、iPhoneのホームボタンの音に関するトラブルについて解説します。また、ホームボタンが使えなくてもどうしても、操作がしたい場合に使える対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホームボタンからパキパキ音が鳴る原因と対処法
iPhoneには、本体の下の中心部に付いているボタンがあります。このボタンをホームボタンといいます。
じつはiPhoneを使っていると、ホームボタンを押したときに「パキッ」と音がすることがあるのです。通常ホームボタンを押しても鳴らないはずの音が鳴るのは、何が原因なのでしょうか。ホームボタンを押したときに音が鳴る原因には、以下のものがあります。
ほこりやごみが入っている場合
iPhoneとホームボタンの間にほこりが入っていると、ホームボタンを押したときに音が鳴ることがあります。この場合、ホームボタンとiPhone本体の間にたまったほこりを綿棒などで取り除くことが必要です。
長期的にiPhoneを利用している場合
iPhoneを長年使っていると、ホームボタンに寿命が来ることがあります。寿命によって、iPhoneのホームボタンが使えないときは、iPhoneを修理に出しましょう。
iPhoneに衝撃を与えた場合
iPhone本体を落とすと、ホームボタンが正常に起動しないことがあります。iPhoneのホームボタンがiPhoneに与えた衝撃が原因で起動しないときは、iPhoneを再起動することがおすすめです。iPhoneを再起動してもホームボタンが使えないときは、修理が必要になります。
iPhone7からは「押せない」ホームボタンに
ホームボタンが付いている機種でも、iPhoneのホームボタンの音が鳴らないとう症状のほかに、「ホームボタンが押せない」という問題が出てくることがあります。じつはこれは故障が原因ではなく、ボタンが元々押せない機種があるからなのです。
ホームボタンはiPhone7から「感圧式」というものになっています。「感圧式」では、押した感覚がなくても、iPhone本体が振動してボタンが作動したことを教えてくれます。
iPhone7以降のホームボタンが付いている機種は、ホームボタンを押したときの振動を選ぶことができるのです。ホームボタンの設定の仕方は、設定アプリを開いて、「一般」を選びます。すると、「ホームボタン」という項目が出てくるので、ホームボタンの振動を3つの種類から選びましょう。
そのため、iPhone7以降のホームボタンがあるモデルの場合、ボタンを押した感覚がiPhone6以前と異なります。機種を変えたときにホームボタンを押すと、ボタンを押した感覚がないため、「故障しているのでは?」と思うことがあるかもしれません。しかし、iPhone7以降の場合は、仕様になっていることがあるので注意しましょう。
応急処置として「Assistive Touch」もおすすめ
iPhoneのホームボタンから音が出るときは、iPhoneの寿命がそろそろ近づいている証かもしれません。ホームボタンを押して音が鳴ってしまうときは、「Assistive Touch」を利用することで音を鳴らさずにホームボタン画面に戻すことができます。
Assistive Touchは、画面上に黒いボタンが表示され、ボタンを開くと画面下にホームというボタンが出てくる機能です。Assistive Touchの設定方法は、「設定アプリ」を開き、「一般」、「アクセシビリティ」の順で開きます。すると、「Assistive Touch」という項目が出てくるので、Assistive Touchを有効にしてください。
画面上に黒いボタンが出てきたら、Assistive Touchの設定完了となります。iPhoneのホームボタンが壊れてしまったときは、Assistive Touchを使うことをおすすめします。
しかし、Assistive Touchが使えるからといってiPhoneを修理に出さないままでいると、iPhoneが使えなくなってしまう原因になるおそれがあります。ホームボタンが使えなくなったときは、なるべく早めにiPhoneを修理に出すようにしましょう。
対処法でも音がでる場合は修理を依頼しよう
上記の対処法をおこなっても、iPhoneのホームボタンの音がなおらない場合は、修理が必要になるかもしれません。iPhoneの修理は、Apple公式店舗ももしくは、iPhone修理をおこなっている非正規店でできます。
Appleの公式店舗でiPhoneのホームボタンの修理を依頼するときは、修理に出してから5日ほどで修理をおこなうことができます。修理をおこなう際はApple Storeもしくは正規店舗に直接連絡をしておくと、スムーズに修理手続きがおこないやすくなりますよ。
また、Appleでは、店舗に行かなくても郵送することでiPhoneを修理に出すことができます。このとき、AppleCareに加入していると新古品の「エクスプレス交換サービス」を利用することができるので、保証期間内であれば利用してみてはいかがでしょうか。
ほかにも、iPhone修理をおこなっている非正規店舗でiPhoneのホームボタンを修理すると、よりお値打ちな価格で修理をすることができるかもしれません。安心して修理がおこなえるように、自分で信頼できる修理店を選ぶことをおすすめします。
まとめ
iPhoneのホームボタンの音は、劣化やほこりなどが原因で、正常に起動しなくなることがあります。
ホームボタンの周りにほこりが付いていたり、iPhone内でシステムトラブルが起こっていたりすると、ホームボタンが使えないことがあります。iPhoneのホームボタンが正常に使えないときは、ボタンに付いているほこりを取り除いたり、再起動させたりしても問題が改善されないことがあります。もしもホームボタンを正常に治すための対処法を試しても問題が解決されないときは、iPhoneを修理に出しましょう。
Assistive TouchでiPhoneのホームボタンを使うことができるからといって、ホームボタンの故障を放置するのは、おすすめできません。なるべく早めにiPhoneを修理に出すことで、今使っているiPhoneを長く使えることにつながりますよ。