iPhoneカメラが故障した…対処法はある?修理についてもご紹介
「iPhoneのカメラが真っ暗で起動しなくなってしまった」など原因不明の故障に悩まされている方はいませんか?このコラムでは、iPhoneのカメラが故障するとどんな症状が出るのかやその原因についてご紹介していきます。
また、iPhoneのカメラの不具合を放置しておくと、iPhone本体までも故障してしまう深刻な事態におちいることもあるそうです。なぜ、そのような事態になってしまうのでしょうか。最後までぜひ読んでみてください。
iPhoneカメラのよくある不具合と対処法
iPhoneのカメラが故障すると、どんな不具合が発生するのでしょうか。ここでは、代表的なiPhoneのカメラの不具合とともに、対処法もお伝えします。
カメラを起動しても真っ暗
カメラを起動してもなにも映らないことがあります。この場合の原因として考えられるものは、基本的に下記の4つです。
①レンズが故障している
②レンズが汚れていてしっかり光が入らない
③iPhoneの基盤が故障している
④iOSに不具合がある
①と③の場合にはレンズやiPhoneそのものの交換が必要になります。映像を映しだすための内部の配線が破損していたり、レンズそのものが割れていると、カメラを起動しても映像がうつらないことがあります。
②の場合、つまり汚れがレンズについている場合には、その障害物を取り除きましょう。④のiOSの不具合に関しては強制再起動やアップデートで対処しましょう。iOSの不具合の場合には、iOSのアップデート時などに失敗し、iOSが破損してしまったおそれがあるからです。
ピントがぼやける
ピントがぼやける場合には、レンズに汚れや指紋がついている可能性が高いです。まずは、メガネクリーナーなどで優しく汚れを拭き取りましょう。
また、手ぶれ補正がうまく動作していない可能性も考えられます。iPhoneのケースでマグネットを使用しているものや、iPhoneの周辺に磁気の強いものがありませんか?磁気は手ぶれ補正機能を妨げるといわれているため、もし磁気のあるものがiPhoneの近くにあればそれを遠ざけてみてください。
フリーズする
iPhoneのカメラを起動したときにフリーズする原因は、iPhoneの容量不足、もしくは一度にたくさんのアプリを起動しているからです。不要な写真やアプリを消して容量を軽くしましょう。そして、タスクマネージャーを表示して、他のアプリを強制終了してみてください。
カメラのレンズ割れの放置はやめよう
iPhoneのカメラの故障で多いのがレンズ割れです。iPhoneをポケットに入れたまま座って、レンズを圧迫してしまったり、カバンの中で固いものに当たって割れてしまうことがあります。
カメラのレンズが割れたまま写真を撮ると、ヒビがそのまま写真に反映されたり白く写真がぼやけたりします。「それくらいならいいや」とレンズのひび割れをそのままにしておくと、iPhone本体の故障にもつながってしまうおそれがあり危険です。
理由はとしてヒビからほこりなどが侵入し、iPhoneの基盤をダメにしてしまう可能性があるからです。またヒビ割れをしてすぐに交換をしていれば、レンズの交換だけで済んだかもしれないのに、放置することでカメラ本体までも故障してしまう可能性が高まります。
カメラのレンズ割れを放置すると、カメラ本体、そしてiPhoneの基盤の故障にまで発展してしまうおそれがあります。放置はせずレンズが割れたらすぐに修理することが大切です。
iPhoneのカメラ修理はどれくらいの費用がかかる?
iPhoneのカメラ故障の修理を依頼するときには、どこに依頼すればよいのでしょうか。おもに「Apple Store」や「Appleの正規サービスプロバイダー」そして「非正規のiPhone修理店」に依頼する方法があります。
Appleの正規店である「Apple Store」と「Appleの正規サービスプロバイダー」にカメラの修理でiPhoneを持っていくと、基本的には本体を丸ごと交換という形になります。修理という形ではなくなるので、ご注意ください。
交換となると、Appleの端末保証の期間内であるかどうかが重要になります。Appleの端末保証の期間内であれば通常よりもお得に交換することができます。一方で、「非正規のiPhone修理店」では、カメラの取り換えやレンズの交換などのピンポイントな修理が可能です。iPhoneのカメラが故障してしまった場合、修理にはどのくらいの費用がかかるのでしょう。
カメラに関する修理交換は、約40分といわれています。また、費用相場は機種にもよっての違いが大きいですが、6,000~10,000円ほどです。iPhoneのカメラが割れてしまったら、Appleの保証期間内ならApple Storeで交換、Appleの保証対象外ならば、非正規店でレンズを交換というように場面によって、修理方法を変えてみてはいかがでしょうか。
修理依頼の前に必ずバックアップを!
修理に出す前には、必ずiPhoneのバックアップをとりましょう。万が一、作業中にiPhoneのデータが消えてしまっては大変です。このように、修理に出す前には必ずバックアップをとって万が一の事態に備えることが重要です。
Appleの正規店にてiPhoneを交換する場合には、特にiPhoneのバックアップを念入りにおこなっておく必要があります。正規店では、iPhoneの交換による修理となるからです。初期化状態のiPhoneに、今まで使っていたiPhoneのデータを移し替える作業が発生するので、しっかりとバックアップをおこなっていなかったために、「大切なデータが無くなってしまった!」ということがないように心がけましょう。
ここでは、バックアップの手順をご紹介します。
iPhoneのバックアップをするためには、iCloudを使います。まずはiPhoneがしっかりと安定的にWi-Fiに接続しているか、ケーブルでパソコンにつながれているかを確認しましょう。iCloudでのバックアップはWi-FiネットワークとiPhoneが接続しているときのみおこなうことができるからです。またバックアップ中にWi-Fi接続が不安定な場合、バックアップが失敗してしまいます。
設定アプリからユーザ名を選択するとiCloudの項目が現れます。「iCloudバックアップ」のスイッチをオンにし、「今すぐバックアップを作成」を選択すると、自動的にバックアップがスタートします。
また、iTunesを利用してバックアップをとる方法もあります。iPhoneとパソコンをケーブルで接続してiTunesを立ち上げると、「概要」のタブに「今すぐバックアップ」というボタンが現れます。そのボタンを選択すると、バックアップが自動的に始まるようになっています。
この2つの方法でしっかりとバックアップをとることで、安全にiPhoneカメラの故障を直しましょう。
まとめ
今回は、iPhoneのカメラが故障した時にはどんな症状がおこるのかについて説明しました。iPhoneのカメラの不具合は、「レンズの汚れを取る」ことや「アプリを強制終了させる」など初歩的な対処法で解決する場合も多いです。
しかし、カメラのレンズが割れてしまった場合には修理・交換が必要です。レンズが割れたまま放置をしてしまうと、iPhone本体の故障の原因にもなります。レンズが割れたらすぐに修理を依頼することをぜひ検討してみてください。