iPhoneのスピーカーが音割れする！原因と対処法をご紹介します

iPhoneで音楽や動画などを楽しんでいるときに、スピーカーの音が割れるという経験をしたことはないでしょうか。スピーカーの音割れは、人によってはかなり耳障りに感じることでしょう。せっかく音楽や動画を楽しんでいる最中に、音割れが起きると楽しい気分も台無しになってしまいかねません。また、通話の最中などにスピーカーが音割れして、相手の声が聞こえづらくなってしまうのも大変困ってしまいます。

この記事では、iPhoneのスピーカーが音割れする原因や対処法についてご紹介します。スピーカーの音割れでお悩みの際は、参考にしてみてください。

スピーカーの音割れの原因は水没？ほこり？

iPhoneのスピーカーの音が割れて聞こえるという場合は、スピーカーが故障していることもありますが、そのほかにもいくつかの原因が考えられます。

iPhoneのスピーカーはくぼみになっているため、意外とホコリやゴミが溜まりやすいです。スピーカーに溜まったホコリやゴミは、音割れの原因になります。また、スピーカーに水滴などが浸入すると、音割れを引き起こすことがあるようです。

特定のアプリを利用している際に、音割れがするという場合は、アプリ側の不具合も考えられるでしょう。また、再生している音声の音質が低かったり、重低音が含まれていたりすると音が割れて聞こえることもあります。

ほかにも通話中に、スピーカーから聞こえる相手の声が音割れするという場合は、相手のマイクに問題があったり、通信状況が悪くてノイズが入り込んでいたりするかもしれません。通信環境のよいところで、一度かけなおしてみてください。

とにかくまずは試そう！設定と対処法

iPhoneのスピーカーにゴミやほこりなどが詰まっている場合は、つまようじや綿棒などでかきだしましょう。ゴミやほこりの掃除をする際に、エアダスターは便利な道具ですが、iPhoneにむかってエアダスターを使用するとiPhoneが傷付いたり、故障を引き起こしたりしかねないため、あまりおすすめできません。

iPhoneを雨の中や水場で使っていた場合は、スピーカー内に水滴が入り込んでいるかもしれません。水没によってiPhoneのスピーカーが音割れするという場合は、iPhoneを乾燥させることによって音割れが解消する可能性があります。

iPhoneを乾燥させる場合は、乾燥剤などと一緒にiPhoneを容器の中にしまい、放置しておくのが効果的です。iPhone内の水分を外に出そうと、本体を振ると浸水範囲が広がる危険性があるためやめましょう。

また、iPhoneを乾燥させようとドライヤーなどの温風で、水分を乾燥させようとするのも厳禁です。iPhoneは高温に弱いため、温風の熱で故障を引き起こしかねません。

特定のアプリの利用中にスピーカーの音が割れるという場合は、アプリの再インストールをすると改善することがあります。

ほかにも、イコライザの設定がオンになっていると、再生している音声によっては音割れが発生する場合があります。イコライザの設定方法は、次のとおりです。

①iPhoneの「設定」を開く
②「ミュージック」を選択する
③「イコライザ」を選択する

イコライザの設定画面で「オフ」を選択すれば、イコライザを切ることができます。

通話の最中に、相手の声が音割れするという場合は、電波のいいところに移動したり、ノイズキャンセリングの設定をオンにすれば、音割れが解消するかもしれません。ノイズキャンセリングとは、周囲のノイズを軽減し音を聞こえやすくするための機能です。設定方法は、次のとおりです。

①iPhoneの「設定」を開く
②「一般」を開く
③「アクセシビリティ」を開く
④「電話ノイズキャンセリング」をオンにする

対処法でも音割れが直らない場合はどうする？

対処法を試してみても、iPhoneのスピーカーの音割れが改善しない場合は、修理に出しましょう。この章では、iPhoneの修理店についてご紹介します。iPhoneの修理店には、正規修理店と非正規修理店があるため、自分に適したほうを選んでみてください。

Apple Storeと一部のビックカメラ、ヤマダ電機やクイックガレージなどは、正規修理店です。正規修理店では、Apple CareやApple Care+などの保証サービスを利用でき、保証適用価格でお得に修理を受けることが可能です。Apple Careは、加入手続きをしなくても無料でついてくる保証ですが、保証期間は1年で、自然故障のみが保証の対象となっています。

Apple Care+は、iPhone購入後30日以内に手続きをしないと加入できない有料の保証です。保証期間は2年で、落下や水没などの過失による故障も保証になっているのが特徴です。これらのAppleの保証に加入しているという場合は、正規修理店の利用をおすすめします。

ただし、正規店でiPhoneの修理をおこなう場合は、データのリセットが必須なため、必ず修理前にデータのバックアップを取りましょう。

非正規店は、Appleの保証に入っていないが、修理のコストは押さえたいという方におすすめです。Appleの保証に関係なく、正規店と同等かそれ以下の料金でiPhoneの修理をおこなえます。

修理店によって、修理受付をしているiPhoneのモデルが異なります。あまりに古いモデルや最新モデルは、修理を受け付けていないことがあるため注意しましょう。

正規店でiPhoneを修理する場合は、基本的にiPhoneのリセットが必須です。非正規店の場合は、データのリセットをおこなわずに修理をしてくれることが多いですが、修理中にデータが消えてしまうこともありえあるため、可能な限りデータのバックアップを取っておくことが理想的です。

iCloudとiTunesを使ったバックアップについてご紹介するので、iPhoneを修理する際は、ぜひとも参考にしてみてください。

iCloudバックアップの手順

①iPhoneをWi-Fiに接続する
②iPhoneの「設定」を開く
③「ユーザー名」を選択する
④「iCloud」を選択する
⑤「iCloudバックアップ」を選択する
⑦「iCloudバックアップ」をオンにする
⑧「今すぐバックアップを作成」を選択する

iTunesバックアップの手順

①iPhoneとパソコンをライトニングケーブルで接続させる
②iTunesを開く
③iTunes上に、iPhoneのアイコンが表示されたら選択し、「概要」を表示させる
④「今すぐバックアップ」を選択する

ここで、iCloudとiTunesのバックアップは、どっちがいいのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

iCloudバックアップは、Wi-Fiに接続すればバックアップを取れる上に、バックアップをオンにしておけば、自動的にバックアップを取ってくれるようになります。しかし、無料でバックアップを取れるのは5GBと制限があり大容量のバックアップが取りにくい点が短所です。

iTunesバックアップは、パソコンが必要だったりiTunesをインストールする必要があったりと、手間がありますが、大容量のバックアップを安定して取りやすいという長所があります。
どちらも一長一短なため、自分に適したバックアップ方法を選びましょう。

まとめ

iPhoneのスピーカーの音が割れるという場合は、スピーカーが故障している場合があります。スピーカーが故障している場合は、修理店に相談しましょう。

しかし、スピーカーの故障以外にも音が割れる原因はあります。スピーカーにホコリやゴミ、水滴などが浸入している場合や、アプリや設定に問題がある場合などが考えられます。

この記事でご紹介した対処法や設定状況を、iPhoneを修理に出す前にチェックしてみてください。iPhoneを修理に出す際は、必ずデータのバックアップを取りましょう。