iPod touchのバッテリー交換方法!無償でできることも
最近、iPodのバッテリーの持ちが悪いと感じたことはあるでしょうか。この手の電子機器の宿命でもありますが、長期間使い続けると、どうしてもバッテリーが持たなくなってきて、使い勝手が悪くなってきます。
そこで、この記事ではiPod touchのバッテリー交換方法についてご紹介します。最近、iPod touchのバッテリーの持ちが悪いという方は参考にしてみてください。
目次
iPod touchのバッテリー交換タイミング
iPod touchを使用していて、次のような症状が発生し始めたら、iPod touchのバッテリー交換のタイミングかもしれません。
・すぐにバッテリーがなくなる
・バッテリーの充電がなかなか終わらない
・バッテリーがすぐに熱くなる
これらの症状が発生している場合は、touchのバッテリーが劣化していることが考えられます。バッテリーの劣化を放置していると、場合によってはバッテリーが膨張して発火するおそれもあるため、早めにバッテリー交換をしましょう。
iPod touchのバッテリー交換を正規店で
Apple CareやApple Care+などの、Appleの保証サービスに加入している場合は、正規の修理サービスを利用してのiPod touchのバッテリー交換がおすすめです。保証が適応される場合は、無償でバッテリーを交換してもらえることもあります。
無償で交換してもらえなかったとしても、通常よりも安く修理を受けることができるのです。正規修理サービスには、持ち込み修理と配送修理の2種類があります。
持ち込み修理
実際にApple Storeや正規サービスプロバイダなどの正規店にiPod touchを持ち込んで、バッテリー交換をおこなう方法です。バッテリーの交換には、3~5日かかります。
配送修理
Appleサポートから申し込みができ、自宅からiPod touchをAppleリペアセンターへ送って、バッテリー交換をおこなう方法です。バッテリーの交換には、5~10日ほどかかります。
基本的に、iPod touchのバッテリー交換を正規店ですると、修理に数日かかるため、しばらくの間はiPod touchが使えない状態になるため注意が必要です。
ただし、Appleの保証は長くても購入から2年間しか使えません。iPod touchは一番新しいモデルでもすでに発売から長い期間が経っているため、Appleの保証が切れているという方は少なくないと思います。正規店に持ち込む前に、まだ保証が使えるかどうか確認しておきましょう。
自分のiPod touchが保証に加入しているかどうかは、Apple公式サイトの「保証状況の確認」のページからおこなうことができます。保証状況について確認する場合は、シリアル番号の入力が必要です。iPod touchのシリアル番号は、本体情報かiPod touchの背面で確認できます。
iPod touchのバッテリー交換は自分でも可能
正規店で予約を取れない場合は、自分でiPod touchのバッテリー交換をするというのも1つの手です。
基本的には、自前でiPodを分解するための工具や交換用のバッテリーを用意する必要がありますが、近年ではそれらがセットになっているものも販売されています。iPod touchのバッテリー交換をする際の、おおまかな手順をご紹介するので、自分でバッテリー交換をすることを検討している場合は参考にしてみてください。
①ヘラや吸盤などを使いフロントパネルを開く
②ドライバーで内部のねじを外していく
③バッテリーを交換する
④ネジを閉めなおして、フロントパネルをつけなおす
手順だけで見ると簡単そうに見えますが、誰でも簡単にできる難易度というわけでもありません。iPodの構造の知識やネジ配置の記憶、相応の器用さなどが求められるのです。
場合によっては、解体したiPod touchを元に戻せなくなったり、iPod touchが故障してしまったりするおそれがあります。また、一度解体してしまうと、正規の修理店でAppleの保証が使えなくなることもあります。そのため、自信がない場合は、修理店に任せるのが最善策かもしれません。
非正規店なら即日対応してくれるかも
自分でiPod touchのバッテリー交換をおこなうのは、ハードルが高いという場合は、非正規店の利用を検討しましょう。非正規店であれば、即日修理してくれるケースが多いです。近年では、iPhoneの修理店がiPodの修理も引き受けていることが多いです。
非正規店で、iPod touchのバッテリー交換をおこなうと、正規の修理サービスが利用できなくなるおそれがあります。Appleの保証に加入しているという場合は、保証が利用できなくなるかもしれないので、よく考えた上で非正規店を利用しましょう。
使い方次第でバッテリーの持ちはよくなる
iPod touchのバッテリーが劣化してしまったとしても、使い方次第では電池の持ちをよくすることも可能です。この章ではiPod touchのバッテリー交換をしてもらうまでの間だけでも、充電を持たせたいという方のために、バッテリーを長持ちさせる方法を紹介します。
【Wi-FiやBluetooth、位置情報サービスをオフにする】
これらの設定は、使っていないときはオフにしないと、無駄にバッテリーを消耗する要因になってしまいます。使うときだけオンにするよう心がけましょう。
【自動ロックをオンにする】
自動ロックをオンにすると、iPod touchを一定時間操作していない場合に、自動的にスリープ状態になるように設定できます。自動ロックがオンになっていれば、画面の電源が点いたままで、バッテリーを無駄に消耗することも少なくできるのです。
【明るさの自動調整をオンにする】
明るさの自動調整の設定がオンになっていると、周辺の明るさに合わせて自動的にiPod touchの画面の明るさを調整してくれるため、画面が明るすぎることによるバッテリーのロスを防げるようになります。しかし、iPod touchの第6世代には、この設定がないため手動で明るさの調整をおこないましょう。
【バッググラウンドにアプリをためない】
使い終わったアプリが、バックグラウンドで待機したままの状態だと、バッテリーの消耗が早まってしまいます。アプリを使い終わったら、そのたびにマルチタスクでアプリをしっかり終了させましょう。
【低電力モードを利用する】
低電力モード中は、一部の機能が制限される代わりに、バッテリーの消耗を大幅に抑えることができます。バッテリー残量が少ないときに試してみてください。
ただし、この方法は応急処置です。劣化してしまったバッテリーを改善させる方法ではないので、注意してください。
まとめ
iPod touchを使っているときに、熱を持つようになったり、充電がすぐになくなるようになったりしたら、バッテリーが劣化し始めているかもしれません。バッテリー劣化の症状が現れはじめたら、なるべく早くバッテリーの交換を検討しましょう。
iPod touchのバッテリー交換は、自分でおこなうこともできますが難易度がそれなりに高いです。iPod touchが故障してしまうリスクもあるため、自信がない場合は無理せずに修理店に依頼することをおすすめします。
修理店には正規点と非正規点があるので、それぞれの特徴と自身の都合を加味して選ぶようにしてみてください。また、使い方次第ではバッテリーの持ちを少しだけ改善させることができます。普段の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。