iPodから音が出ないのはなぜ!?原因と対処法をご紹介します
iPodから音が出ないと困りますよね。電源はオンになるけど、イヤホンを挿して曲を再生しても反応がなければ、どうしようもありません。不具合があることはわかるのに、その原因が突き止められなければ対処のしようもないですね。もしかしたら、iPodの設定やシステムの不具合から音が出ないのかもしれません。
この記事では、iPodから音が出ないときに考えられる原因や対処法をご紹介します。
まずはiPodの状態を確認してみよう
iPodから音が出ない場合、消音の設定になっていないか確認してみましょう。「設定」アプリから「サウンド」の項目を選択して「着信音と通知音」の項目を確認してください。「着信音と通知音」のバーが一番左にあると消音の状態になっています。バーを右へ移動させて、音量を調整してください。
また、iPodには最大音量を制限する機能があります。誤操作などで不意に音量が上がってしまうことを防ぐための機能です。最大音量制限の機能があるiPodのモデルを使用している場合、最大音量が小さくなっていることで音が出ないと感じることがあるかもしれません。設定から音量が制限されていないか見直してみましょう。
Bluetooth接続でiPodから曲を聴いている場合は、一度ペアリングを解除してください。Bluetoothアクセサリの電源も入れなおしてから、端末を再起動させてみましょう。どちらとも充電が十分にされていることを確認して、端末とBluetoothアクセサリを接続してください。場合によっては、不具合が解消されることがあります。
音量やBluetoothなどに問題がなかった場合は、再起動をするとiPodから音が出ない状態が改善することもあるため試してみましょう。
イヤホンジャックのつまりが原因かも
イヤホンジャックの中にゴミやほこりがつまっていると、イヤホンとの接続が悪くなりiPodから音が出ない状態になることがあります。つまようじや風を送り込む道具などを使って、イヤホンジャック内部の掃除をしてみましょう。iPodを服のポケットに入れることで、細かな繊維がたまることもあります。気づかないうちに繊維やほこりがたまると、接続部分に不具合が発生する恐れがあるのです。
また、イヤホンを抜き差しして接触具合の調整をしてみることも有効な場合があります。しかし、イヤホンのプラグをジャックの奥の部分まで無理やり押し込めると、本体の破損やイヤホンの故障の恐れがあります。取り扱いには注意してください。イヤホンジャックの取り扱いについては、ごみやほこりを取ることやプラグを丁寧に抜き差しするのみに留めておきましょう。
改善しない場合は強制再起動をする
イヤホンジャックに問題がなく、再起動をしてもiPodから音が出ない場合は、端末を強制再起動してみましょう。お使いの端末のモデルによって強制再起動の方法は異なります。モデルをご確認の上、次の方法を試してみてください。
iPod touch
①スリープボタンとホームボタンを10秒以上押す
②Appleのロゴが表示されたらボタンから手を離す
iPod nano
◆(第7世代)
①スリープボタンとホームボタンを電源が切れるまで押す
②電源が切れてから数秒後、本体が再起動する
◆(第6世代)
①スリープボタンと音量を下げるボタンを8秒以上押す
②Appleのロゴが表示されたらボタンから手を離す
◆(第5世代以前)
①ホールドスイッチのロックを解除する
②MENUボタンとセンターボタンを8秒以上押す
③Appleのロゴが表示されたらボタンから手を離す
iPod shuffle
①電源を切る
②10秒ほど待ち、再び電源を入れる
iPod classic
①ホールドスイッチのロックを解除する
②MENUボタンとセンターボタンを8秒以上押す
③Appleのロゴが表示されたらボタンから手を離す
iPod mini
①ホールドスイッチのロックを解除する
②MENUボタンとセンターボタンを8秒以上押す
③AppleやiPodのロゴが表示されたらボタンから手を離す
そのほかのモデル
①ホールドスイッチのロックを解除する
②MENUボタンと再生/一時停止ボタンを8秒以上押す
③AppleやiPodのロゴが表示されたらボタンから手を離す
システムの不具合が原因なら復元が必要
システムに不具合があることでも、iPodの音が出ないことが考えられます。システムに問題があるときは端末の復元をすると、解決することがあります。しかし、iPodの復元は端末を初期化させることでもあります。復元させる過程で、iPodのデータは消去されるので注意が必要です。iPodを復元させる手順は次のとおりです。
①iTunesを最新のバージョンにする
②iPodをiTunesに接続する
③メニューからiPodを選択する
④概要欄から「復元」の項目を選択する
⑤表示されたタブから「復元」を開始する
iPodを復元したあとはiTunesと同期させることで、消えてしまった曲をiPodに移動できます。
iPodの復元でも症状が改善されない場合は、修理を依頼することをおすすめします。Appleの購入後1年間の製品限定保証かAppleCare+に加入していていれば、割安な価格で修理を依頼できます。修理回数の上限は定められていますが、Apple Storeなどの正規修理店で修理をおこなえるので安心です。
Appleの認可を受けていない非正規の修理店でも修理ができることがあります。イヤホンジャックの修理や交換の修理代金の相場は、約6,000円から9,000円となっています。
まとめ
iPodから音が出ない原因は音量などの設定やシステムの不具合、端末の故障などが考えられます。まずは、お使いの端末やiTunesで音量の設定の確認をしてみてください。
念のため、イヤホンジャックの掃除もしてみましょう。気づかない間に、ゴミやほこりが内部にたまっていることもあります。それらに問題がなければ、強制再起動や復元を試してみてください。復元する際は、iTunesにデータがあることを確認しておくことが大切です。
しかし、端末の故障である場合はいずれの方法でも元通りにならない可能性もあります。内部に部品に損傷があれば、交換や修理が必要になります。