iPhoneの電池がすぐに減る?長く使うための節電対策と交換方法
外出先でiPhoneを使っているとき、どうしても気になってしまうのが電池容量です。調べものをしたり、アプリを使ったりしていると、電池があと何%あるのか不安がつきまといますよね。
そんな大切なiPhoneの電池、なんだか最近すぐに減ってしまうなんてことありませんか?今回はそんなiPhoneの電池について詳しくみていこうと思います。もしかしたら寿命が来ちゃった……?なんてお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。
目次
iPhoneの電池残量がすぐ減ってしまう…その原因と対策方法は
みなさんは、肝心なときにiPhoneの電池が切れてしまって困った……なんて経験をしたこと、ありますよね。それは、普段の使い方に原因があるかもしれません。
iPhoneは、たとえこちらが操作していないときでも、さまざまな処理をおこなっています。たとえば、iPhoneがスリープ状態になっているときの処理によっても、電池を消耗してしまうのです。まずは普段のiPhoneの使い方見直してみましょう。
たとえば外出などで、とくにiPhoneを使っているわけでもないのにWi-Fiを入れっぱなしにしていませんか?Wi-Fiがオンになっていると、iPhoneは常に無線LANを探してしまうので、その分だけ電池を消耗してしまいます。Wi-Fiを使用していないときには、オフにしておきましょう。Bluetoothも同様に、オフにしておくことをおすすめします。
ほかにも、バックライトの明るさを調節することでも、iPhoneの電池を長持ちさせることができます。また、壁紙を動画にしてしまうと電池の消耗が激しくなるので、静止画にしたほうがよいでしょう。
基本的には、使っていない機能はオフにする癖をつけましょう。iPhone自体をこまめにスリープ状態にすることも、iPhoneの電池残量を長持ちさせるのに効果的です。
その症状寿命がきているから?iPhoneの電池の寿命をチェックする方法
どれだけ気をつけて使っていても、電池がすぐに減っていく場合は、iPhoneの電池が寿命なのかもしれません。しかし、ただiPhoneの電池が減りやすいというだけでは、寿命とはいえないのです。そんなとき、iPhoneの電池に寿命が来ているかチェックする方法があります。
iPhoneでは、現在の電池の状態を最大容量の低下具合や、ピークパフォーマンスなどの項目によって確認することができる、「バッテリーの状態」という設定項目があります。
最大容量とは、電池がどれくらい充電できるかを示すもので、新品の電池だと100%充電できます。最大容量が減ってしまうと、それだけ充電量が減ってしまうので、使用可能時間も短くなってしまうのです。
また、ピークパフォーマンスは、iPhoneの電池が瞬間的にどれくらいの電気を消費できるかを示したものです。これが低下してしまうと、iPhoneの性能低下につながり、最悪の場合では、突然シャットダウンしてしまうこともあります。
また、iPhone側が、電池の交換が必要だと判断した場合には、このバッテリー画面上部に警告が出ます。最大容量もピークパフォーマンスも、どちらも電池において大切な項目ですので、この画面はこまめにチェックするようにしましょう。
状況によって使い分けを!iPhoneの電池を交換する方法について
チェックした結果、iPhoneの電池に寿命が来ていた!という場合は、電池交換をすることになります。しかし、iPhoneの電池を自力で交換することは非常に困難なので、iPhone修理を依頼しましょう。iPhone修理をおこなってくれる場所は、以下の通りです。
Appleに交換を依頼する
まず、Appleに交換を依頼する場合について考えましょう。
この場合では、Apple Storeに持ち込む方法と、Appleリペアセンターに配送する方法があります。
メリットとして、やはりAppleはiPhoneを作っているメーカーなので、安心して修理を任せられるでしょう。また、在庫さえあれば、店頭に持って行ったその足で電池を交換してもらえることもあるそうです。
しかし、iPhoneのメーカーで信頼性の高いAppleでの電池交換にも、もちろんデメリットがあります。まず、Apple Storeの数は少なく、近所にないということも珍しくありません。また、配送サービスでは、修理に出したiPhoneが手元に返ってくるまで1週間ほどかかってしまいます。すぐに修理してほしいという場合には、遠方のApple Storeまで出向く必要がでてきてしまうのです。
しかも、Appleに電池交換を依頼する場合、iPhone内のデータはすべて初期化されてしまいます。AppleにiPhoneの電池交換を依頼する場合には、事前にiPhone内のデータのバックアップをとることをおすすめします。
キャリアに交換を依頼する
ほかにも、契約しているキャリアに依頼する方法もあります。しかし、現在ほとんどのキャリアショップでは、iPhoneの電池を交換することはできません。
一部のキャリアショップでのみ交換することが可能ですので、一度調べてみて、近くにあるようなら検討してみるのもよいでしょう。店頭での交換が可能なキャリアの店舗では、Apple Storeと同じく、在庫次第で即日交換ができる場合があるようです。
非正規の修理店に交換を依頼する
最後に、非正規の修理店に依頼する方法について考えます。
非正規の修理店にiPhone修理を依頼する最大のメリットは、手軽さでしょう。Apple Storeと比べると店舗の数が多くありますので、より手軽に店舗へ行くことができますし、受付の待ち時間も短いことが多いようです。また、Appleでは確実にデータが消去されてしまいますが、非正規の修理店へ依頼した場合は、データを保護できることもあります。
ただし、非正規の修理店に交換を頼んだ場合、正規店での修理保証などが効かなくなる可能性があるので、注意しましょう。
iPhoneの電池をなるべく長く使うための3つの方法
iPhoneの電池を交換するのはなかなか大変です。ここでは、電池交換をなるべく減らすために、電池の寿命を長持ちさせる方法について考えてみましょう。
使用環境を整える
電池は、その使用環境によって、寿命が大きく違ってきます。たとえば、温度による影響はかなり大きいといわれています。iPhoneの電池は、0℃から35℃が動作時環境温度とされています。電池の寿命を延ばすためには、なるべくこの環境を維持するようにしましょう。iPhoneの電池は熱を持つこともあるので、熱さにはとくに注意しましょう。
充電タイミングを見直す
iPhoneの電池に使われているリチウムイオン電池は、満充電を繰り返すことで劣化するといわれています。したがって、常にiPhoneを100%まで充電することは避けましょう。
また、0%近い状態から一気に充電することも、電池に大きな負荷をかけてしまいます。こまめに充電することで、電池にかかる負荷を少なくすることができるのです。
充電しながらの使用は避ける
充電しながらiPhoneを使用することで電池の劣化につながります。なぜなら、充電しながら使用することで、iPhoneの電池がかなりの熱を持ってしまうからです。高温に晒しながら充電をすることになってしまい、電池の劣化につながります。
まずは電池の寿命が来ないように、日ごろの使い方から見直してみましょう。
まとめ
iPhoneの電池がすぐに減ってしまうときは、節電対策をためしてみましょう。使っていない機能はオフにすることで、外出先でも安心してiPhoneを使える時間が伸びていきます。
しかし、寿命が来てしまえば、どれだけ気をつけても電池は減っていってしまいます。もしかして……と不安に思ったら、まずはiPhoneの設定から電池の状態を確認しましょう。こまめにチェックする癖をつけることで、いち早く電池の寿命に気付くことができるようになります。
そして、寿命が来てしまった電池は交換するようにしましょう。近所にApple Storeはあるのか、近くのキャリアショップでは電池交換を受け付けているのか、あるいは非正規の修理店に交換を依頼するのかの確認をおすすめします。どうしてもデータの初期化は避けたい、Appleの保証の範囲内で交換したいなど、自分の求める条件と照らし合わせて修理の依頼先を検討することが大切です。
常日頃から電池の残量や寿命に気を配ることが大切ですが、使っていればいつかは寿命がきてしまいます。電池の節約を頑張っていても、どうしても電池が早く減ってしまうようなら、電池を交換することも視野にいれておきましょう。