iPhoneがWi-Fiに接続できない「グレーアウト」って何？

iPhoneを使っていると、「Wi-Fiが使えない」といったトラブルが起こることがあります。Wi-Fiは、iPhoneをより快適に使用するための機能です。しかし、何らかのトラブルが原因で、Wi-Fiが使えなくなることがあります。

Wi-Fiが使えなくなると、設定が「グレーアウト」表示されるのです。このコラムでは、iPhoneのWi-Fiが接続できないときの対処法を紹介します。グレーアウト表示についても解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

Wi-Fiをオンにできない「グレーアウト」とは

iPhoneには、電波をより早く受けとることができるWi-Fi接続機能があるのです。Wi-Fiの設定は、設定アプリの中にある「Wi-Fi」を選択するとでます。画面を開くと、Wi-Fiと表示された項目が表示されるので、オンにすると、Wi-Fiを使うことができるのです。

しかし、iPhoneがWi-Fiに接続できない場合は文字が薄く表示されています。この状態のことを、“グレーアウト”といいます。グレーアウトになってしまうと、Wi-Fiが使えないため、通信速度やパケット通信料に影響が出ます

ではなぜ、Wi-Fiが使えなくなってしまうことがあるのでしょうか。Wi-Fiが使えなくなる理由は、「本体のシステムに何らかの不備がある」ときもしくは、「iosでのトラブル」が考えられます。これらの考えられる原因を改善すると、Wi-Fiを使うことができることがあるのです。

グレーアウトはどうやってなおす？

iPhoneのWi-Fi設定が「グレーアウト」してしまうことがあります。グレーアウトすると、iPhoneのWi-Fiが接続できないことがあるのです。Wi-Fiを有効にしたいときに、「グレーアウト」現象を解消するには、どうすればいいのでしょうか。

グレーアウト現象が起こる原因は、「本体のシステムに不備がある」または「iosのトラブル」があります。この2つ原因別に対処法を見ていきましょう。

本体のシステムに不備があるとき

本体のシステムにトラブルがあるとき、「グレーアウト」になります。ネットワークでトラブルが起こっている場合、ネットワーク設定をリセットすると問題が改善されることがあるのです。

ネットワーク設定は、設定から「一般」の画面を開き「リセット」を選び、「ネットワーク設定をリセット」という項目がでるのでタップします。するとパスコードを入力する欄がでてくるので入力してください。最後に「ネットワーク設定をリセット」というも文字を選択してリセット完了です。ネットワークをリセットすると、登録されていたWi-Fiは消去されます。そのため、リセット後にWi-Fiを利用するときは、ID入力が必要になります。

iosのトラブルが原因のとき

本体のiosに問題があるときは、アップデートが必要かもしれません。iosのアップデートは、「設定」の「一般」から「ソフトウェア・アップデート」を選びます。すると、画面下のほうに「ダウンロードとインストール」の項目が表示されるのです。「ダウンロードとインストール」の項目を選択するとパスコードを入力する画面になります。

パスコードを入力したら、利用規約の画面を読んで「同意」を押してください。すると「ソフトウェア・アップデート」の項目が「ダウンロード中」に変わります。しばらくすると「ソフトウェア」の画面がでるので、「今すぐインストール」を選んでください。すると、Appleのロゴがでます。

Appleのロゴの下にあるバーが1番右にいったら、「こんにちは」の白い画面がでるのです。「アップデートが完了しました」の画面がでたら、「続ける」を押してください。ホーム画面が表示されたらiosのアップデート完了となります。

最終手段としてiPhoneの初期化を試そう

iPhoneがWi－Fiに接続できないときの対処法を試しても、問題が解決されないことがあります。そのようなときは、本体を初期化すると問題が解決されることがあるのです。

iPhoneの初期化方法は、設定アプリから「一般」を開いて、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。すると、AppleIDのパスワードを入力する画面が表示されるので、入力してください。パスワードの入力が終了したら、初期化完了です。

AppleIDが分からないときは、初期化をすることができません。AppleIDを忘れてしまったときは、Appleの公式ページから「AppleID　忘れた」で検索すると、IDを忘れたときの対処法を知ることができます。

直らない場合はiPhoneの故障を疑おう

上記の対処法を試しても、iPhoneがWi－Fiに接続できないときは、本体が故障しているかもしれません。iPhoneの修理は、AppleStoreなどのApple正規店とiPhone修理をおこなっている非正規店ですることができます。

iPhoneの製品には、AppleCare+といって、Apple製品を購入してから1年間の保証サービスがついています。このAppleCare+の条件に当てはまっていると、通常よりもお値打ちで修理することができるのです。

AppleCare+は、非正規店では使うことができません。そのため、AppleCare+の条件に当てはまっている場合は、正規店で修理をすることをおすすめします。非正規店は、AppleCare+の条件を満たしていないときにでも、サービス料金で修理をおこなってもらえることがあります。

まとめ

iPhoneにWi-Fiをつなげると、電波の通信速度が速くなります。しかし、Wi-Fiが「グレーアウト」表示になってしまうとWi-Fiを使うことができません。Wi-Fiがグレーアウト表示になってしまったときは、考えられる原因を改善する必要があります。

対処法を試しても、iPhoneのWi-Fiが接続できないときは、iPhoneを初期化してみましょう。iPhone本体を初期化すると、改善されることがあるかもしれません。しかし、初期化してもWi-Fiに繋がらないこともあるのです。

上記の対処法を試しても、Wi-Fiのグレーアウトが改善されないときは、修理が必要かもしれません。本体の修理は、Appleの正規店もしくは非正規店でおこなうことができます。Wi-Fiに接続できないときは、なるべく早めにiPhoneを修理にだすようにしましょう。