iPhoneのホームボタンが固いときにはどう対処すればいい？

「iPhoneのホームボタンが固い」というトラブルを抱える方は多いのではないでしょうか。iPhoneのホームボタンは、使用頻度が高いこともあり故障が多いことで有名です。しかしホームボタンが壊れたくらいでiPhoneを買い替えるのはもったいないし、どうしたら解決できるのでしょうか？

じつは、iPhoneのホームボタンは買い替えをしなくても直る方法があるのです。今回はiPhoneのホームボタンが固いときの対処法についてご紹介します。

ホームボタンが固い…原因は汚れ？

iPhoneのホームボタンを押すと固くなっていて、異音がなることもあります。iPhoneのホームボタンが固い原因は何でしょうか。

・ホームボタンの周りに汚れがついている
ホームボタンが固くなってしまう原因ひとつが、汚れです。ホームボタンの周囲は、すき間がありホコリやゴミが入りやすい仕組みとなっています。また繰り返しホームボタンが押されることで、入り込んだゴミが押し固められてしまうこともあります。

・初期不良である可能性も
iPhoneのホームボタンが固くなってしまう現象は、iPhoneの発売当初から問題となっていました。そのため、設計上のミスも可能性としては考えられます。

iPhoneのホームボタンが固い原因は、他にも金属部分の変形など諸説あり「これだ！」と断定できるものではありません。しかし、汚れを取ることは試す価値がある対処法ではないでしょうか。

ホームボタンが固いときは周辺をきれいにしてみよう

iPhoneのホームボタンが固いときには、汚れをきれいにすると症状が解決する場合があります。ここでは、ホームボタン周辺の掃除方法についてご紹介します。

・綿棒に無水エタノール
iPhoneのホームボタンを押しながら、無水エタノールを少しつけた綿棒でホームボタンの周りを押しながらふいていきます。無水エタノールは、水分がほぼ含まれておらず、汚れも落ちやすいのでiPhoneの掃除にはぴったりです。

・汚れをたたき出す
無水エタノールといっても、iPhoneの掃除に水分を使うのは気が引けるという方には、ホームボタンたたき、汚れを出す方法がおすすめです。ホームボタンを指で5回ほどはじいた後、iPhoneをさかさまにして、もう一度指ではじきます。すると、中につまっていたゴミが落ちて外にでてくることがあるのです。

以上が自分でホームボタンを掃除する方法でした。しかし、エタノールを使うことに抵抗がある方やホームボタンを叩いても症状が改善しなかった場合は、修理に出してホームボタン周辺をクリーニングしてもらったほうがよいでしょう。

機種によってはボタンを押すことができない？

iPhoneの機種によっては、ホームボタンを物理的に押し込むのではなく、「感圧式」のホームボタンが搭載されているものがあります。この感圧式とは、ボタン部分にタッチしたことに反応し、モーターが振動する仕組みのボタンです。ホームボタン部分に触れた瞬間にモーターが振動するので、あたかもボタンを物理的に押し込んだような感覚をユーザーは体験することができます。

感圧式のホームボタンを搭載しているiPhoneでは、ボタンの押し込み具合を自分好みに調整することが可能です。設定アプリの一般の項目からホームボタンを選択すると、ホームボタンを押し込む強さを調整できるページに飛びます。1から3の番号があり、1つ選択した状態でホームボタンを押してみると強弱を変えることができるのです。3がもっとも強い押し込み具合となります。

気に入った押し込み感度を見つけたら、番号を選択して画面右上の完了ボタンを押せば、設定完了です。感圧式のホームボタンはすき間に汚れが入り込むこともないので、iPhoneのホームボタンが固いというトラブルにあうことなく使い続けることができます。

ホームボタンをホーム画面に表示可能！

劣化によってiPhoneのホームボタンが固い状態となり、壊れてしまったり、掃除をしたりしてもホームボタンの不具合が解決しない場合もあるでしょう。その場合、ホームボタンを使用し続けることは難しいかもしれません。

しかし物理的にボタンが使用不能になっても、ホームボタンを使用する方法があります。iPhoneの画面上にホームボタンを表示することができる機能があるのです。設定方法は以下の通りです。

設定アプリからアクセシビリティを選択すると「Assistive Touch」という項目があります。これをオンにすることで画面上にホームボタンと同様の機能を備えたボタンを出現させることができるのです。

ホームボタンが固まってしまったら修理へ

ホームボタンが固まってしまった場合のうち、自分でも対処できなかった場合は修理に出すことをおすすめします。ホームボタンの周りの掃除は自分でもできますが、部品などに不具合がある場合、iPhoneのホームボタンが固い症状を直すためには修理を依頼したほうがよいでしょう。

iPhoneの修理をおこなっているおもなお店は、「Apple Store」「正規サービスプロバイダ」「iPhoneの修理ショップ」があります。また、郵送修理が可能な「Appleリペアセンター」に出すことも可能です。

Appleの正規店である「Apple Store」「正規サービスプロバイダ」「Appleリペアセンター」では、Appleの端末保証を適応することにより、サービス料金で修理を受けることができます。「Apple Store」「正規サービスプロバイダ」での修理依頼方法は、公式サイトから予約を取り、予約日に店頭に端末を持ち込めば完了です。

一方「iPhoneの修理ショップ」では、予約をすることなく当日の修理が可能な店が多いです。Appleの保証を受けることはできませんが、正規店の定価よりは安い値段で修理を受けることが可能です。一度iPhone修理ショップで修理してしまうとiPhoneの端末保証を受けることができなくなってしまうので、注意が必要です。しかし端末保証に加入していない、もしくは保証期限切れになってしまった方にはiPhone修理ショップでの修理がおすすめです。

まとめ

iPhoneのホームボタンが固いのは、汚れが原因である可能性が高いです。対処法としてはエタノールを含ませた綿棒で掃除をしたり、業者にクリーニングに出す方法があります。

また、ホームボタンが使えなくなってしまっても画面上にホームボタンを出現させることが可能です。ホームボタンの故障はよく起きる症状です。自分が快適にiPhoneを操作できるよう修理に出したり、設定を変えるなどして、工夫・改善をしていきましょう。