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iPhoneの画面が割れた…修理は自分でできる?手順やポイント

「iPhoneの画面が割れてしまった!直したいけど、高いなあ……」と思って、そのままに放置している人は非常に多いですよね。しかし、画面が割れたまま放置していると指のケガにつながったり、割れた隙間から水分が入って液晶が汚くなってしまうなど、弊害があります。

iphoneの画面割れ修理を自分でおこなうことができれば、かなり格安で画面交換ができるのです。そこで今回は、iPhoneの画面割れ修理の方法と修理するときに注意するポイントを解説していきます。

自分で修理する方法

「iPhoneの画面を自分で交換したいけど、難しそう」という悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。iPhoneの構造は複雑なので、少しでも合わない道具を選んでしまうとネジを開けることができなかったり、iPhone本体を傷つけてしまったりすることにも繋がりかねません。まずは、iphoneの画面割れ修理を自分でおこなうための方法と必要な道具について確認をしておきましょう。

まずはバックアップを!

作業をする前には、データのバックアップを取りましょう!修理中に、iPhoneのデータが飛んでしまう可能性があるからです。

バックアップは、iPhoneとパソコンをケーブルで接続してiTunesを立ち上げておこないます。接続が完了すると「概要」のタブに「今すぐバックアップ」というボタンが現れるので、ボタンを選択してバックアップをします。完了すると、「最新のバックアップ」の日時が更新されるので確認してみましょう。

修理の流れ

バックアップを取ったら修理をしていきましょう。まずは、iPhoneの画面割れを修理する用意するものをまとめました。

①フロントパネル
ネット上のサイトなどで購入することができます。同じ製品でも、時期によって価格が変動するようです。iPhoneのなかでも最新機種のフロントパネルになると値段が高く、古い機種のフロントパネルは値下がりすることが多いです。

②星形のトルクスドライバー
iPhoneを留めているネジのなかには、星の形をした特殊なものがあります。そのため、星形の特殊ネジ専用のドライバーが必要です。もし、合わないドライバーを使ってネジを閉めると、ネジが壊れる、またはうまく閉まらないことがあるので気をつけましょう。ドライバーの先端サイズは0.9mmのものがおすすめです。

③マイクロドライバー
iPhoneのネジは+の形をしているので、ドライバーは+型のものを使用します。また、iPhoneのネジは小さいものばかりなので、サイズは小さいサイズのドライバーを使用しましょう。

④フックがついている吸盤
iPhoneのフロントパネルを外すときに使用します。吸盤の直系は、iPhoneからはみ出ない大きさのほうが使いやすいです。フックがついていないと、引っ張るのが難しくなるので、必ずフック付きのものを用意しましょう。

⑤ヘラ
ヘラがあると、部品を外すときに使いやすいです。全長17㎝くらいの小型のものを用意しましょう。ヘラは、先端が薄くて鋭くないものがおすすめです。鋭いものだと、作業中にほかの部品を傷つけてしまう恐れがあるからです。

⑥ドライヤー
iPhone7以降の場合、画面のシーリング部分を外すために使います。また、ホームボタンを取るためにも使用します。

用意するものは以上です。続いて、手順を説明していきましょう。修理作業の開始前には、iPhoneの電源を落としSIMカードを抜いてくださいね。

①フロントパネルを外す
iPhoneの充電口の両脇には、ネジが2つあります。これを、星形のトルクスドライバーで外しましょう。その後、画面に吸盤をくっつけ、画面を外していきます。フックに指をかけて、iPhoneの本体と画面をつなぐケーブルをちぎらないように慎重に引き上げると上手くいきますよ。

そして、すこし隙間が空いたらヘラでフロントパネルをこじ開けるとスムーズに開きます。しかし、iPhone7以降の機種では、シーリングによって画面が開きづらいことがあります。ドライヤーを数十秒当ててから、ヘラでこじ開けるとうまく開けることができますよ。

②本体と画面を繋いでいるケーブルを外す
本体とケーブルを外すには、留め具となっているiPhoneの右上にあるパーツを外す必要があります。マイクロドライバーでネジを取り、ケーブルを外していきます。ケーブルは1本だけではないので、すべて取り外しましょう。

③画面の上部にある部品を外していく
画面上部を完全に分離できたら、インカメやスピーカーの部分を取り外していきましょう。インカメやスピーカーなどはパーツに覆われているので、パーツを留めているすべてのネジを取っていきます。スピーカー・カメラ・センサーの順でヘラを使って、接着面からはがしていきましょう。

外したパーツを無くすとiPhoneが使えなくなることもあるので、しっかりと保存しておきましょう。この際、カメラ部分の透明なリングも外します。

④画面の下部にある部品を外す
次に、画面下部のホームボタンなどの部品を外す作業をします。まずは、ホームボタンを覆っているパーツを外します。次に、ホームボタンとケーブルを外していきましょう。ホームボタン横にコネクタがあるので、コネクタとホームボタンはヘラを使って分離します。

ホームボタンは、ドライヤーで温めてからのほうが取りやすいです。しばらく温めたあと、表からホームボタンを押すことで、部品が外れるようになっていますよ。

⑤画面裏のプレートを1枚外す
フロントパネルの裏には、プレートが1枚付いています。この、プレートを外すときも、ドライヤーを使用して接着剤を取ることができます。プレートのネジを外したあと、ドライヤーで表面を温めてプレートと接着剤を分離しましょう。割れた画面の表面部のみを分離させることにできますよ。

⑥新しいフロントパネルに部品を取り付けていこう
手順⑤までで、取り外し作業は完了です。すべて取り外したあとは、取り外し作業の逆の順番で取り外した部品をはめていく作業になります。

まずは、先ほど取り外した画面裏のプレートに新しいフロントパネルを取り付ける作業から始めましょう。

⑦本体とディスプレイを合体させる
パーツの取り付け作業が終了すると、iPhone本体とディスプレイの2つに分断された状態になります。ここで、本体とディスプレイを合体する作業に取り掛かります。

本体とディスプレイをつなぐのはケーブルです。本体とディスプレイをつなぐケーブルの配線を間違えないようにすることが大切です。

接続部分の幅をしっかり確認して、ケーブルをiPhone本体とディスプレイの接続部分につないでいきましょう。本体とディスプレイをつなぎ終わったあとは、ケーブル接続部分のパーツをネジで固定してくださいね。最後に、本体とフロントパネルをしっかり合わせて、充電口両脇のネジを止めたら完成です。

iPhoneには購入時から保証期間がついている!

自分で修理する際のポイント・注意点

iphoneの画面割れ修理を自分でおこなうのは、なかなか複雑な作業になります。ここでは、作業中の注意点についてご紹介します。

パーツの紛失

iPhoneの画面交換のためには、小さい部品をたくさん外さなければいけません。その分、紛失のリスクも高まります。そこで、取り外した部品がなくならないように、番号を書いた紙を用意しましょう。その上に取り外した部品をテープで止めていくと、紛失を防ぐことができます。

ケーブルの損傷や取り付ける順番には注意

iPhoneの画面と本体をつなぐケーブルに異常があると、せっかく画面を交換しても正常に映らない場合があります。割れたiPhoneの画面を取り外す際には、ケーブルを傷つけないように注意が必要です。また、取り付けの時には、つける順番が決まっているので、間違えないように気を付けましょう。

確認しながら作業をしよう

iPhoneの作りはすごく繊細なため、部品を取り付けていく作業のときに、部品を置く位置が少しでもずれてしまうと、iPhoneの動作に違和感がでたり、うまく作動しなかったりすると支障がでます。そのため、すべての作業が終わってから、きちんと電源がつくかどうかやホームボタンが押せるかどうかを確認すると、非効率的な上に調整が大変です。

そこで、1つの作業が終わったら1つの動作が作動するか確認するようにしましょう。こまめにiPhoneの動作の確認作業をおこなうことで、無駄のないiPhoneの画面交換作業をおこなうことができます。

触り心地には、もちろん誤差がでる

市販のフロントパネルは、正規品ではないのでiPhone本来のタッチパネルの触り心地とは多少違いがあります。そこに違和感を覚える人も少なくないといわれています。対策としては、フィルムを貼ってよりiPhone本来の質感に近づけてもいいかもしれません。

自分で修理が不安なら

iphoneの画面割れ修理を自分でおこなうには、さまざまな注意点があります。自分で修理することで、逆に故障がひどくなってしまうこともあり得るのです。確実にiPhoneの画面割れを直したい方は、無理をせず修理店に修理依頼をしましょう。

画面が割れてしまったiPhoneの交換は、Apple Care+に入っているのであればApple Storeでおこなうことをおすすめします。Apple Care+では過失による画面割れの場合でも2回までならサービス料金での修理をおこなってくれるからです。定価の半額以下で画面修理を受けることができますよ。

一方、非正規店での修理はAppleの正規店の定価料金よりも安く済ませることができる場合が多いです。しかし、非正規店で1回でも修理した場合には、Appleの保証の対象外となります。ほかに端末にトラブルがあって、Appleが端末交換をする場合にも利用できなくなるので注意が必要です。

未然に防ごう!画面割れ対策

iphone 画面割れ修理を自分でおこなうと難しいし、修理に出しても高いのが現状です。iPhoneの画面は割れやすいからこそ、画面が割れないための事前対策が重要となってきます。この章では、iPhoneを落下から守るアイテムをご紹介します!

①衝撃吸収力に優れた強化ガラスフィルム
保護フィルムと強化ガラスフィルムの2種類があります。強化ガラスフィルムのほうが、値段は高くなりますが衝撃吸収力が高いので、ガラスが割れるリスクを抑えてくれます。

②ケースで落下防止
iPhoneを落下しにくくするiPhoneケースも続々と発売されています。ケースの後ろにリングをつけるバンカーリングだけではなく、ケースそのものに持ち手がついているものもあります。また、首からぶら下げる形のケースにiPhoneを入れるのもいいかもしれません。

③バンパーをつける
iPhoneの側面だけにバンパーをつけるのも衝撃吸収力を持たせることができます。バンパーとは、ケースとは違い、iPhoneの側面につける枠のようなものです。このバンパーはアルミ製でできているものが多く、iPhoneの角を守るのに効力を発揮します。

一見、画面を覆っていないので心もとないように見えますが、バンパーが落下時の衝撃を吸収してくれるので、iPhoneが割れにくいのです。

まとめ

今回は、iphone 画面割れ修理を自分でおこなう方法とその注意ポイントをご紹介しました。iPhoneの画面交換は自分でもおこなうことができます。必要な部品をそろえて、詳しい画面修理のやり方をしっかり研究することで、お店に修理を依頼するよりお安く交換できますよ。

しかし、iPhoneの画面割れを自分で修理するというのは、更なるiPhoneの故障のリスクも含んでいます。もしも自分で修理するのに不安を感じた方は、無理をせずiPhoneの修理店に修理を依頼してみましょう。「Appleの正規店」か「非正規のiPhone修理店」どちらにも、メリットデメリットがあります。お持ちのiPhoneの保証状況を確認してベストな選択をしてみてください。

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