iPhoneが調子悪いのはなぜ？よく発生するiPhoneの不具合と解決策

iPhoneの調子が悪いけど、原因が分からないことってありますよね。原因が分からないと解決策も分からず、困ってしまうのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、よくあるiPhoneの不具合とその解決策についてご紹介します。iPhoneでよく起こる不具合の事例を知ることで、自分のiPhoneの症状が見つかるかもしれません。ぜひ、最後まで読んでみてください。

iPhoneの調子が悪いのは何が原因？

iPhoneの調子が悪いのは、何が原因なのでしょうか。ここでは、iPhoneで起こりやすい不具合の代表例とその原因についてご紹介します。

iPhoneがネットにつながらない

iPhoneがネットにつながらず、データ通信ができなくなってしまうことがあります。原因として考えられるのは、何か操作中にデータ通信をオフにしていたり、機内モードを設定してしまった場合や、SIMカードの不具合が考えられます。

アプリ起動中に、画面がフリーズしてしまう

アプリを起動するときに、動作が遅くなったり、iPhoneが動かなくなってしまうことがあります。原因のほとんどは、ソフトウェアの問題です。起動中のアプリが複数あったり、iOSに不具合があるとこのような症状が引き起こされることがあります。

電源がつかない

iPhoneを充電ケーブルに刺しているのに、いつまで経っても充電されず電源がつかないことがあります。充電ケーブルの断線やバッテリーの劣化によって充電が進んでいないことが原因です。

また、充電はされているがディスプレイの表示に問題がありiPhoneの電源がついていないように見える不具合も考えられます。この場合、ディスプレイやディスプレイ表示を制御するソフトウェアにも問題があります。

iPhoneの調子が悪い…そんなときは

iPhoneの調子が悪いときには、どのような対処をすればよいのでしょうか。対処法と有効なケースについてご紹介します。

SIMカードの差し直し

データ通信などに問題がある場合は、SIMカードを差し直してみるのが有効です。一度電源を切ってから、細いピンなどでSIMカードを取り出し、再び入れなおして再起動してみましょう。

マルチタスクを終了させる

アプリ起動時に画面がフリーズしてしまったときなどに有効です。iPhone8までの機種はホームボタンの2度押し、iPhone Xでは、画面を下から上にスライドすることで、今まで使っていたアプリの履歴が表示されます。

この履歴をひとつずつ上にスライドして消していきましょう。この作業をするだけでiPhoneの動作がなめらかに改善する場合があります。

再起動

再起動は、iPhoneの不具合を直すために効果的な方法のひとつです。何か不具合が起きたときには、一度電源を切り、再び入れなおしてみましょう。しかし、ときには電源ボタンを押しても、電源を切ることができない場合があります。

その場合は、強制再起動を試してみましょう。強制再起動のやり方はiPhoneの機種によって違いがありますので、お使いのモデルの方法を試してみてください。

アップデート

iOSの不具合によって、iPhoneの動作に影響がでている可能性があります。もし、アップデート直後からiPhoneが不調になっていたら、それはiOSの不具合かもしれません。

また、アップデートしなさすぎにも問題があります。iOSのアップデートをせず、最新のアプリだけはインストールして使っていると、iOSが対応できなくなり不具合が発生することがあるようです。アップデートはなるべくこまめにおこなうようにしましょう。

直らなければリセットしてみよう

iPhoneの調子が悪いときに症状を自力で直す最終手段が、リセットです。リセットをしてしまうと、iPhoneの内部のデータはすべて消えてしまいますが、心配することはありません。バックアップをきちんと取っておけば、また元どおりにデータを戻すことができます。

リセットの方法

iPhoneのリセットは、「設定」アプリからおこなうことができます。設定アプリを開いたら、「一般」の項目をタップしましょう。そして、リセットを押すと、どの項目をリセットするかの選択肢が表示されます。

今回は、iPhone本体の初期化なので「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます。パスコードやApple IDなど必要事項を入力しましょう。その後「iPhoneを消去」を押すと、リセットが開始されます。

リセットが終わったiPhoneは、一度電源が切れた後、白い画面にこんにちはと表示されます。この画面が表示されたら、無事にリセットができたことになります。再起動後はバックアップしておいたデータを復元して、直っているかどうか確認してみてください。

リセットでも解決しない場合は？

リセットをしてもiPhoneの調子が悪いときは、本体の不具合の可能性が高いため修理が必要になります。iPhoneの修理はApple Storeでおこなっていますが、Apple Storeは日本全国にわずか9店舗しかありません。そのためApple Storeが近くにないという方は、利用するのはなかなか難しいのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、「Appleの正規サービスプロバイダー」での修理です。Appleの公認を受けた修理店で、全国の大手家電量販店などにお店があります。Apple Storeでも正規サービスプロバイダーでも、修理内容が保証対象であれば保証が適用され、修理をサービス料金で依頼できます。

また、修理を依頼するiPhoneが修理保証の対象であるかどうかは、公式サイトから確認することができます。「保証状況の確認」のサイトから、修理したいiPhoneのシリアル番号を入力し、確認しましょう。

iPhoneの保証対象外であった場合や、なるべく早くiPhoneを修理したい場合は、非正規店での修理がおすすめです。非正規店では、予約の必要なく修理から完了まで早く終わるケースが多いのも魅力の1つです。

ただし、一度非正規店での修理を受けてしまうと、そのiPhoneはAppleの修理保証を受けられなくなってしまうため注意が必要です。

まとめ

今回は、iPhoneの調子が悪いときの原因や対処法についてお伝えしました。iPhoneの調子が悪い原因は、ソフトウェアからくるものなのか、それともハードウェアからくるものなのかによっても、有効な対処法は異なります。

再起動や初期化など、さまざまな対処法を試しても症状の改善が見られなかった場合
は、修理をおすすめします。iPhoneに詳しい修理店で原因をつきとめてもらい、早めの対処をすることでiPhoneを長く使い続けましょう。