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自分で交換できる!iPhoneのフロントパネルの交換手順ご紹介

iPhoneの故障にもいろいろあります。水没させてしまったり、バッテリーが壊れてしまったり……。でもやっぱり一番多いのは画面割れではないでしょうか?iPhoneを落として画面が割れてしまったという経験がある方も多いかと思います。そんなとき、修理に出すと結構お金がかかってしまいますよね。

じつはiPhoneのフロントパネルの交換は自力でできることをご存知でしたか?今回は割れてしまったiPhoneのフロントパネルを交換する方法についてご紹介します!

iPhoneの画面交換には2種類ある

iPhoneの画面を修理する場合、交換方法が2種類あります。「フロントガラス」を交換する方法と、「フロントパネル」を交換する方法です。

フロントガラスとは、iPhoneの液晶画面の上部に貼られているガラスのことです。このフロントガラスのみが割れている場合は、問題なくiPhoneの操作ができることも多いです。

一方でフロントパネルは、フロントガラスや液晶画面、タッチパネルなどを含めたiPhoneの画面全体のことをいいます。これが壊れてしまうと、iPhoneの操作に支障をきたすことがほとんどのため、修理が必要になります。

iPhoneの画面が割れたとき、必ずしもiPhoneのフロントパネルを交換しなければならないということはありません。画面割れの程度が軽い場合は、iPhoneのフロントガラスのみの交換で済むこともあるのです。しかし、液晶が漏れてしまっていたりするときはiPhoneのフロントパネルを交換する必要があります。

フロントパネルってどういうもの?

フロントパネルは、フロントガラスも含んだiPhoneの画面全体の総称です。このフロントパネルは、大きく分けて4枚のパネルを組み合わせてできています。

一番外側にあるパネルがフロントガラスです。これはフロントパネル全体を傷から守る役割を持っています。次にタッチパネルという、タッチセンサーの組み込まれたパネルが続きます。さらにその下に液晶画面があり、最後にバックライトがついています。

これらの4枚は1つのパネルとして圧着されているので、特殊な設備を使わなければはがすことはできません。そのため自分で修理するときは、たとえ割れているのがフロントガラスだけだとしても、iPhoneのフロントパネルごと交換することになるでしょう。

フロントパネルってどういうもの?

フロントパネルは自分で交換できる!交換手順とは

iPhoneのフロントパネルは、交換キットなどの名称で売られていることが多いようです。ただし、付属の工具ではiPhoneのフロントパネル交換は難しいこともあるので、できれば自分で工具を準備しましょう。

iPhoneのフロントパネルを交換する手順は、モデルによって違います。今回は、iPhone6を例にとって説明していきます。

まずは必要な工具を確認します。以下の4つを用意しましょう。

精密ドライバー

iPhoneには特殊な星形のネジ(ペンタローブネジ)が使用されているので、専用のドライバーを用意しましょう。また、iPhoneは精密機械ですので、精密ドライバーを使用してほうがいいです。

ピンセット

細かい部品が多く、正確な作業も求められるため、自分の指だけでは大変です。ピンセットを用意しておけば、余計なミスを避けることができるでしょう。

吸盤

iPhoneのフロントパネルを取り外すために必要です。iPhone専用のオープナーもあるようなので、不安ならば専用のものを用意しましょう。

ヘラ

各パーツとiPhone本体をつなぐケーブルを外すため、必要になります。

iPhoneのフロントパネルを交換

交換するときには、細かいパーツを失くさないように、よく整理された机の上などでおこなうようにしましょう。また、iPhoneの内部がむき出しになるので、水気のない清潔な場所で交換をおこなうとよいです。

最初に、iPhoneの底面にある星形ネジを外します。外すことができたら、吸盤を使ってフロントパネルを持ち上げましょう。このとき、まだiPhone本体とフロントパネルは画面上部のケーブルでつながっているので、傷つけないように注意しましょう。90度以上開くのは危険です。

フロントパネルを持ち上げることができたら、次はパネルと本体をつなぐケーブルを外しましょう。ケーブルは固定板によって本体に固定されているので、まずは精密ドライバーを用いてこの固定板を外していきます。5本のネジがありますが、それぞれ長さが違うので失くしたり、混ざったりしないように気を付けましょう。固定板を外し終わったら、ケーブルコネクタが出てくるので、こちらも外します。計4本のケーブルが接続されているので、どのケーブルがどこに接続されていたか忘れないようにしましょう。

ケーブルまで外し終わったら、iPhone本体とフロントパネルを外すことができます。次に、フロントパネルに付属しているパーツを取り外していきます。

まず、ホームボタンを取り外しましょう。ネジ止めされている固定板があるので、これを外します。すると、その下にホームボタンのケーブルコネクタがあるので、ヘラなどで取り外していきましょう。ケーブルコネクタを外し終えたら、今度はホームボタン下にあるカバーを外します。そのあとは、ホームボタンを表側からゆっくりと押して外しましょう。最後にフロントパネルにくっついているケーブルをはがせば、ホームボタンを取り外すことができます。

次にカメラ部分を取り外していきます。こちらもネジ止めされた固定板があるので外しましょう。固定板の下のフロントカメラを持ち上げるとイヤースピーカーが出てくるので、取り外します。あとのフロントカメラ部品は、フロントパネルにテープでくっついているので、ヘラで慎重にはがしましょう。

最後にバックプレートを取り外します。まずは7ヶ所あるネジを外しましょう。次に、下のほうでフロントパネルと接続されているケーブルを取り外します。テープでとめられているので、精密ドライバーなどではがすとよいでしょう。このテープをはがすことができれば、バックプレートを取り外せます。

以上の手順によって、iPhone本体からフロントパネルを取り外すことができます。あとは購入した新しいフロントパネルにホームボタンなどのパーツを取り付け、iPhone本体と組み立てれば、iPhoneのフロントパネルの交換は完了です。

難しい場合は無理せず修理へ

iPhoneのフロントパネルの交換は、iPhone内部を傷つけてしまうおそれもあります。自力でiPhoneのフロントパネルを交換する自信がない場合は、無理せず修理に出すようにしましょう。

Appleや各キャリアなどでiPhoneの修理保証に加入している場合は、修理に出したほうがよいでしょう。自分でiPhoneを分解してしまうと、それらの修理保証の対象から外れてしまうおそれがあります。

iPhoneの修理はApple Storeや一部のキャリアショップなどで受け付けているほか、Appleの正規サービスプロバイダに認定されている家電量販店などでも依頼することができます。iPhoneの修理保証に加入している場合はAppleなどに依頼するとよいでしょう。

ほかにも、非正規の修理店にiPhoneの修理を頼むこともできます。修理保証に加入していなかったり、「一度自分でiPhoneを分解したりしたけど、難しかったから修理に出したい……」という場合は非正規の修理店への依頼も検討してみましょう。

まとめ

iPhoneの画面が割れたとしても、iPhoneのフロントパネルを自ら交換することで修理料金を払って依頼しなくても済む場合があります。表面のフロントガラスだけが割れている可能性もありますが、自分でiPhoneを修理したいならiPhoneのフロントパネルごと交換したほうがよいでしょう。

iPhoneのフロントパネルを交換するにはさまざまな工具が必要になります。実際に交換を始める前に用意しておくとよいですね。

ただし、自分でiPhoneを分解してしまうと、Appleなどの修理保証の対象から外れてしまうなどのデメリットもあるので、気を付けましょう。iPhoneのフロントパネル交換が難しい場合は、無理せず修理に出したほうが安心できるといえます。

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