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iPadのバッテリー診断は今のところできない?状態を改善するには

iPadの電池の減りが早くなってしまったら、バッテリーの寿命が気になりますよね。使用しているiPadはずっと前のモデルだから仕方ないと思いつつも、バッテリーの具体的な劣化状況を知りたいとお考えになるでしょう。しかし、実はiPadではバッテリーの診断ができません。

この記事では、iPadを長く使用するために、バッテリーの劣化を防ぐ方法やバッテリー交換の方法をご紹介します。

iPadのバッテリー診断はできない?

2022年1月現在、全モデルのiPadでバッテリー診断は使用できない状態になっています。iPadとiPhoneに共通したバッテリー項目の使用方法は以下のとおりです。

①「設定」アプリを開く
②「バッテリー」の項目を開く

iPhoneであればここから「バッテリーの状態」を開くことでバッテリーの最大容量を確認できます。しかし、iPadの場合は同様の項目がないため、最新のiOSを搭載していたとしても現時点ではバッテリー診断は使用できません。

一般的なバッテリー寿命

iPadはリチウムイオンバッテリーが使用されています。バッテリーの寿命は使用頻度や保管状況で若干変わりますが、約2年といわれています。充電回数に換算すると、1000回程度になります。それ以上使用をつづけると、バッテリーが本来持っている容量まで充電ができなくなったり、電池の消費スピードが早くなったりします。

 iPadのバッテリー診断は今のところできない?状態を改善するには

バッテリーの調子が悪いときの対処法

iPadのバッテリーは使い始めてから約2年が経過すると充電できる容量が低下します。使用頻度により異なりますが、ゲームなどの電力を多く消費するアプリを継続して利用するとバッテリーの劣化が進むのです。

iPhoneであればバッテリーの減りが早くなったとき、低電力モードを使うことでバッテリーの消費を抑えることができます。低電力モードにすると機能の一部が制限され、バッテリーの消費の最適化がおこなわれるのです。さらに、iPhoneはバッテリー診断も使えるので、端末のバッテリーの状況を把握できます。

しかし、iPadではこれらの機能が使えません。1章でもお伝えしたように、iPadでバッテリー診断はできないのです。また同様に、iPhoneで使用できる「低電力モード」ですが、現在iPadでは使用できない状況となっています。 IOS15以降、ipadでも低電力モードが使用できるようになりました。

iPadをリセットする

端末に搭載されたiOSをリセットすると、iPadにみられる不具合を解消できるようです。お使いのiPadのソフトウェアであるiOSをリセットすると初期化されるので、使い始めたころと同様の状態に戻すことになります。

そのため、iOSをリセットする際には必ずデータのバックアップをする必要があります。iOSをリセットする手順は以下のとおりです。

①「設定」アプリを開く
②「一般」項目を開く
③下段の「リセット」を選択する
④「すべての設定をリセット」を選択する

iPadのバッテリー交換をしよう

バッテリーの消耗を抑える対処法を試してみたけど改善されなかったという方は、新しいバッテリーへの交換を検討してください。iPadのバッテリーを新品同様の状態にすることができます。

この章では、iPadのバッテリー交換の方法をご紹介します。

iPadのバッテリーを交換できるところ

Appleの公式サービスに「バッテリーサービス」があります。通常5日以内に修理が完了し、手元の戻る便利なサービスです。

「バッテリーサービス」の申し込み方法は、Appleのサイトから修理を依頼する方法やAppleサポートに電話またはチャットする方法があります。また、Apple Storeに予約を入れた上で持ち込むこともできます。

【正規店舗で修理を依頼する】
Apple製品の修理を受け持つ正規の店舗でもiPadのバッテリーを交換できます。Apple公認の正規店舗は多数あるので、利用しやすくなっています。

【非正規店舗で修理を依頼する】
Apple製品の修理を独自に受け持つ非正規の店舗でも、iPadのバッテリーを交換できます。全国各地にありますので、お近くの店舗を探してみください。

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バッテリー交換の費用

Apple公式の「バッテリーサービス」を利用する場合、保証対象内であれば無料で受けられます。しかし、保証対象外であれば、全モデルで共通して約10,000円程度の料金が発生します。

正規店舗で修理を依頼する場合、修理料金はお使いの端末の状態や店舗によって異なります。ただし、Apple製品の修理を受け持つ正規の店舗であるため、Apple Care+に加入していれば無料でバッテリー交換できる場合があります。

非正規店舗で修理を依頼する場合、Appleの保証を利用した修理を依頼することはできません。また、iPadのモデルによって修理料金が異なります。そのため、最新のモデルほど料金は高い傾向があります。

バッテリー寿命はちょっとしたことでのびる

iPadのバッテリーを交換する際にAppleの保証に加入している期間であれば無料となります。しかし、保証期間が切れていたり、非正規の店舗に修理を依頼したりすると高額な修理料金が発生してしまいます。できることなら手間や時間のかかるバッテリー交換をせず、iPadを使い続けたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

この章では、iPadのバッテリー寿命を少しでものばす方法をご紹介します。現在、iPadでバッテリー診断はできないので寿命がのびたことを判断できませんが、iPadを使用していくなかで変化を実感できるかと思います。

位置情報サービスを無効にする

アプリによって、常にお使いの端末の位置情報を取得する機能があります。位置情報を取得する際にバッテリーの消耗が激しくなります。使用していないアプリの位置情報サービスをオフにすることで、バッテリーのさらなる劣化を防ぐことができます。位置情報サービスを無効にする手順は以下のとおりです。

①「設定」アプリを開く
②「プライバシー」項目を開く
③「位置情報サービス」を選択する

すべてのアプリの位置情報サービスを無効にするには、上段の「位置情報サービス」をオフにします。特定のアプリの位置情報サービスを無効にする場合は、下段の各アプリから「許可しない」を選択します。

地図アプリや位置情報の取得が常に必要になるアプリ以外は、取得をオフにすることでバッテリーへの負担を軽減できます。

バックグラウンド処理をオフにする

iPadは使用していないときであっても、バックグラウンドでシステムは稼働しています。この処理にもバッテリー消耗の一因があるので、アプリのバックグラウンド更新を許可する機能をオフにするとバッテリーの駆動時間をのばせるようです。バックグラウンド処理をオフにする手順は以下のとおりです。

①「設定」アプリを開く
②「一般」項目を開く
③中段の「Appのバックグラウンド更新」を開く

上段の「Appのバックグラウンド更新」をオフにするとバックグラウンド通信が完全にオフになります。また、特定のアプリだけを選択してオフにすることもできます。

画面の明るさを調整する

画面を最大限まで明るくすると、バッテリーの消耗は激しくなります。お使いの状況によっては画面の明るさを調整して、暗すぎないまでに明るさを落とすことで、バッテリーを長持ちさせられます。画面の明るさを調整する手順は以下のとおりです。

①コントロールセンターを開く
②明るさのスライダをスライドする

バッテリーを長持ちさせようと、画面を暗くしすぎると目を悪くするおそれがありますので、適切な明るさに調整してください。また、周囲の状況から判断して最適な明るさに自動調節する機能もあります。手順は以下のとおりです。

①「設定」アプリを開く
②「一般」項目を開く
③「アクセシビリティ」項目を開く
④「ディスプレイ調節」項目を開く
⑤「明るさの自動調節」をオンにする

ほかにも、最新のiOSにアップデートするとバッテリーに与える負荷を軽減できるようです。お使いのiPadの利用状況に応じて、いろいろな方法を試してみてください。

 iPadのバッテリー診断は今のところできない?状態を改善するには

まとめ

残念ながら、現状ではiPadでバッテリー診断をすることができません。バッテリーの劣化状況を確認できるのはiPhoneのみの機能となっています。

iPadに設置されているリチウムイオンバッテリーは、約2年を目安に寿命を迎えます。そもそも、長期間に渡って購入時と同様の状態を維持したまま利用できる機器ではありませんので、普段の利用の仕方がバッテリーの状態を左右します。

位置情報サービスを無効にしたり、バックグラウンド処理をオフにしたり、iOSのシステムが通常おこなう動作を停止することで、バッテリーの大きな消耗は防げるのです。それでも、バッテリーの劣化が激しいようであれば、ご紹介したバッテリー交換をご検討ください。

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